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9月1日は「二百十日(にひゃくとおか)」 今後の台風の傾向は

2019/09/01 12:22 ウェザーニュース

今日9月1日は「二百十日(にひゃくとおか)」です。立春から数えて二百十日目にあたるこの日は、昔から台風の襲来が多いころとされ、特に農家にとっては注意が必要な時期とされてきました。

強い台風は9月下旬に多い

一方、実際の台風の傾向は、二百十日のころよりも9月下旬にかけてがピークとなります。

最近30年間(1989年~2018年)で強い勢力(最大風速33m/s以上)として日本に上陸した台風の数をみると、9月下旬が最も多く、8個となっています。

台風の上陸数自体は8月のほうが多いものの、9月はまだまだ海水温度が高く台風の勢力が強くなりやすいほか、太平洋高気圧の勢力が弱まることで日本へ向かう進路ができ、強いまま日本列島に進んできやすくなることなどが理由として考えられます。

今後の台風の傾向は

台風発生数 平年と今年の比較
今年の台風発生数は、昨日8月31日(土)までで12個と、平年(13.6個)よりやや少なくなっています。

ウェザーニューズの予想では、今後は台風が発生しやすい時期に入り、年末にかけての総発生数は平年並(26個前後)になる予想です。

太平洋高気圧の張り出しによっては、日本に上陸する台風もあると考えられ、まだしばらくは台風に注意しなければならない状況が続きそうです。

明日までに台風発生か

実況天気図 今朝9時
9月1日(日)9時現在、南シナ海にある熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風に発達する見込みと気象庁が予想しています。次に発生する台風は13号となります。

また、フィリピンの東にも熱帯低気圧があり、今後は北上して沖縄の南へ向かう可能性があります。さらに北上すると、本州付近の秋雨前線の活動を活発にさせるなどの影響をもたらすことも考えられます。

引き続き、台風や熱帯低気圧の動向に十分ご注意ください。
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