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長崎県壱岐市で50年に一度の記録的な大雨

2019/08/29 16:44 ウェザーニュース

秋雨前線の影響で続く九州北部〜中国地方の大雨。長崎地方気象台は29日(木)9時前に、壱岐市で「50年に一度の記録的な大雨」となっているところがあると発表しました。

長崎県壱岐市の壱岐空港では、29日(木)9時までの48時間に364.5mmの雨量を観測し、同地での観測史上1位の値を更新しています。

壱岐の雨のピークは昼前まで

壱岐市周辺に大雨をもたらした活発な雨雲は、今日午前のうちに弱まりながら南下する見通しで、雨のピークは昼前までに越える見通しです。

ただし、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所が多くなっています。雨が弱まったあとも土砂災害等に警戒し、急な斜面には近づかないようにしてください。
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「50年に一度の記録的な大雨」とは

過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとに、全国を5km四方に区切った地域ごとに、50年に一度程度しか発生しないような大雨が観測・解析されたときに、気象庁が発表する情報です。

その発表基準は、過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとにして、全国を5km四方に区切った地域ごとに、算出されています。

この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながる猛烈な雨が降っていることを意味しています。危険な状況が迫っているおそれがあるので、地元の自治体が発表する避難情報などを確認して、早めの避難を心がけてください。