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いつもの道路に潜む危険 浸水時の避難方法とは

2019/08/28 12:46 ウェザーニュース

秋雨前線の影響で、西日本を中心に大雨災害の危険が高まっています。

そんなときに覚えておきたい注意点を国土交通省のHP「浸水深と避難行動について」から紹介します。

水深30cmを超えると車が使えない

アンダーパスの冠水で身動きが取れない車
避難所に車で行ければいいのですが、水深が10cmまでなら問題ありません。しかし、10〜30cmになるとブレーキ性能が低下します。30cmを超えるとエンジンが停止しますから徒歩で避難することになります。

冠水道路は運動靴、棒で足下を確認

避難所には「非常時持ち出し袋」などを持っていくことになりますが、次のことを心がけてください。
(1)動きやすい格好で
持ち物はリュックに入れて、両手は自由に使えるようにしましょう。長靴は中に水が入ると歩きにくくなるので、運動靴で避難することが望ましいです。

(2)水の勢いは思った以上
はん濫した水の流れは、思った以上に勢いが強く、ヒザくらいの深さだと大人でも歩くのが困難になります。緊急避難として、高い頑丈な建物にとどまることも選択肢のひとつです。

(3)冠水すると道が見えない
はん濫した水は茶色く濁っていて、水路と道路の境、フタが開いているマンホールの穴などが見えません。やむを得ず冠水した道路を移動するときは、棒(雨傘・杖など)で足下を確認しながら進むと、不意に足を取られる事態を防げます。
非常事態に遭遇すると気が動転して思わぬ失敗をすることがあります。事前にこうした注意点を確認して、非常時に備えましょう。

参考資料など

写真:ウェザーリポート by けいたんさん