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線状降水帯で九州北部や中国で猛烈な雨 土砂災害などに厳重警戒

2019/08/28 12:47 ウェザーニュース

今日27日(火)は秋雨前線や暖かく湿った空気の影響で、九州北部を中心に断続的に激しい雨が降り、21時までの1時間に福岡県久留米で41.0mm、長崎で30.5mmを観測しました。

降り始めからの雨量が一部ではすでに250mmを超える大雨となっています。

局地的には1時間に100mm近い猛烈な雨のおそれ

特にこれから明日28日(水)の昼過ぎにかけて、九州北部から中国地方を活発な雨雲が次々に通過します。線状降水帯が形成され、1時間に50~80mmの非常に激しい雨が降りそうです。

発達した雨雲が同じようなところに停滞する場合は、局地的には1時間に100mmに達するような猛烈な雨となるところがあります。
>>最新の雨雲レーダー

災害の発生に厳重な警戒を

川が氾濫して周辺が冠水(佐賀県多久市より 19時前の様子)
土砂災害や河川の氾濫・増水、大規模な道路冠水など大きな災害につながるおそれがあるため、厳重な警戒が必要です。

夜間になり避難行動そのものが危険になっているところでは、室内のできるだけ安全な場所に移動するなど、最大限の警戒を行ってください。また、避難をする場合も、急な斜面や増水した川の近くを通ることは避けてください。

大雨長期化で総雨量は500mm超の危険も

29日(木)以降も秋雨前線が本州の日本海側に停滞するため、総雨量はさらに増えるおそれがあります。
九州北部や山口県などで300mm以上が予想され、局地的には500mmに達するところがありそうです。

また、湿った風の影響を受けやすい、四国や近畿、東海地方でも雨量の増える所がありますので、警戒が必要です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート by hiroさん