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台風10号北上で北海道は強い雨 道東は早くも100mmに迫る

2019/08/16 16:59 ウェザーニュース

大型の台風10号は16日(金)15時現在、北海道奥尻島の西南西約340kmの海上を、時速30kmで北北東に進んでいます。
台風はこのあと温帯低気圧に変わり、明日17日(土)の朝にかけて北上を続ける見込みです。

▼台風10号 [8月16日(金)15時]
 存在地域   奥尻島の西南西約340km
 大きさ階級  大型
 移動     北北東 30 km/h
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   23 m/s
 最大瞬間風速 35 m/s

釧路で100mmに迫る雨量

台風の東側に広がる雨雲や、南からの湿った空気による雨雲で北海道の一部ではすでに雨が強まっています。

これまでの1時間雨量では、釧路で約1年ぶりの強雨となる23.0mm(15:20)、函館で16.5mm(16:20)など20mm前後の雨を観測しています。24時間雨量は16時30分までに塘路で79.5mm、釧路で75.5mmと早くも100mmに迫る勢いとなってきました。

災害級の大雨に警戒

雨のピークは道南エリアがこれから今夜遅くにかけて。

道東エリアは今夜遅くから明日17日(土)早朝にかけてで、1時間に30mmを超えるような激しい雨の降るおそれがあります。

総雨量は多い所で200mmに達する見込みで、土砂災害や河川の増水、冠水被害などに警戒が必要です。