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台風8号は対馬海峡へ 四国太平洋側は今後も大雨警戒

2019/08/06 16:59 ウェザーニュース

台風8号は、6日(火)の早朝に宮崎県に上陸した後、九州を縦断し、6日(火)15時には長崎県壱岐市付近にあってさらに北上中です。

台風は対馬海峡を北西に進むため、対馬では6日(火)夜にかけて強風や強い雨に注意が必要です。また、四国地方は太平洋側を中心に激しい雨が続くおそれがあるため、台風が離れても油断できません。

▼台風8号 8月6日(火)15時
 存在地域   壱岐市付近
 移動     北西 25 km/h
 中心気圧   996 hPa
 最大風速   23 m/s
 最大瞬間風速 35 m/s

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四国は台風が離れた後も大雨に警戒

荒れた天気のピーク
台風が離れた後も、四国の太平洋側には南からの湿った空気が流れ込み、雨雲が発達する予想です。

5日(月)の降り始めから6日(火)15時までの雨量は、高知県や徳島県南部ではすでに200mmを超えているところがあり、山沿いではこのあと7日(水)朝にかけてさらに200mmの大雨となるおそれがあります。

これまでの大雨で地盤がかなり緩んでいる可能性があるため、土砂災害に警戒が必要です。急な斜面や増水した川には近づかないようにしてください。

低気圧に変化後 9日(金)は北海道を通過

予想天気図 9日(金)9時
台風8号は、7日(水)は朝鮮半島から日本海に進む予想です。8日(木)の15時までには温帯低気圧に変わる予想ですが、その後、9日(金)に北海道付近を通過する予想です。

元台風の湿った空気が流れ込むため雨雲が発達し、所々で強い雨となりそうです。温帯低気圧になった後、低気圧として再び発達する可能性もあるため今後の情報にご注意ください。

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台風9号は先島諸島へ 暴風・高波に警戒を

大型の台風9号は、6日(火)15時現在、フィリピンの東海上にあって北北西にゆっくり進んでいます。今後台風は発達しながら北西に進み、8日(木)から9日(金)にかけて沖縄県の先島諸島に接近する予想です。

▼台風9号 8月6日(火)15時現在
 存在地域   フィリピンの東
 大きさ階級  大型
 移動     北北西 ゆっくり
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   25 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s
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先島諸島では8日(木)は台風の暴風域に入り、最大瞬間風速が50m/sに達する可能性があります。陸上、海上とも大荒れになるおそれがありますので、暴風や高波に厳重な警戒が必要です。

また、6日(火)早朝に宮崎県に上陸した台風8号が離れた後も、台風9号の影響で西日本の沿岸部では波の高い状態が続きます。海水浴や磯釣りなど海のレジャーは十分な注意が必要です。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風8号のフランシスコ(Francisco)は、アメリカが提案した名称で、男性の名前からきています。

台風9号のレキマー(Lekima)は、ベトナムが提案した名称で、卵黄のような黄色い実をもつ果物の名前が由来です。