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強い台風8号 6日(火)早朝には九州上陸へ 深夜の暴風雨警戒

2019/08/05 16:21 ウェザーニュース

台風8号(フランシスコ)は5日(月)15時現在、足摺岬の南南東、250kmの海上にあって、西北西に時速30kmで進んでいます。中心付近の最大風速は35m/sに達し、強い勢力となりました。

今後も台風は北西に進み、今夜遅くに九州にかなり近づき、6日(火)の未明から早朝にかけて宮崎県を中心とした九州に上陸する可能性が非常に高くなっています。

▼台風8号 8月5日(月)15時現在
 存在地域   足摺岬の南南東約250km
 強さ階級   強い
 移動     西北西 30 km/h
 中心気圧   975 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
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高い海水温で台風はより発達

海水温 4日
宮崎県の沖合は黒潮が流れているため、海面水温が29℃前後と高いため、台風は強い勢力を保ったまま上陸する見込みです。

台風のサイズが小さく、急激に風雨が強まるため、台風への備えは明るいうちに済ませるようにしてください。

多い所で300mmを超える大雨のおそれも

予想降水量 6日(火)18時までの24時間
6日(火)の昼頃にかけて九州を通過するため、各地で風雨が強まります。

特に、台風に向かって南東から湿った空気が吹き付ける九州や四国の太平洋側は雨量が増加し、多い所では300mmを超える大雨のおそれがあります。土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。

また、台風の中心付近では風が強く、瞬間的には30m/sを超えるような暴風が吹き荒れますので、台風が最も近づくタイミングでの外出は控えるようにしてください。

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台風9号も発達中 週末に沖縄接近か 進路不明確

8月5日(月)15時現在、台風9号(レキマー)はフィリピンの東を西北西に進んでいます。発生時よりも若干勢力を強めています。

▼台風9号 8月5日(月)15時現在
 存在地域   フィリピンの東
 移動     西北西 ゆっくり
 中心気圧   990 hPa
 最大風速   20 m/s
 最大瞬間風速 30 m/s

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台風9号はゆっくりと北上し、海水温の高い海域を進んでエネルギーを得ることで発達する見込みです。週後半にかけて「非常に強い」勢力となり、沖縄方面へ進む予想となっています。

ただ、予報円が非常に大きいことからわかるとおり、とりうる進路の幅が広く、どこに向かうかはっきりしていません。お盆休みで帰省や旅行などの計画をされている方も多いかと思いますが、随時最新の情報を確認するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風8号のフランシスコ(Francisco)は、アメリカが提案した名称で、男性の名前からきています。

台風9号のレキマー(Lekima)は、ベトナムが提案した名称で、卵黄のような黄色い実をもつ果物の名前が由来です。