＜バッチリ見える＞
道東や東北太平洋側沿岸部、関東南部、瀬戸内海沿岸部はバッチリの所が多くなります。所々に雲が浮かんでいる程度で流星群の観測には問題ありません。

＜チャンスあり＞
北海道道南や東北から九州、沖縄にかけてはチャンスありの所が多くなります。低めの雲が時々出る可能性はありますが、分厚いものではなさそうです。根気よく空を見上げてみてください。

＜難しそう＞
午後になって山沿いを中心に発生してくる雲が夜遅くにかけて残るため、岐阜県や関東北部、福島県の一部は雲の多い天気です。ただ、日付が変わる頃からは雲の隙間が増えてきます。北海道は道北や内陸部で観測が難しそうです。

・出現期間：7月12日(金)〜8月23日(金)
・ピーク　：7月30日(火)〜31日(水)

みずがめ座δ南流星群の観測は、放射点(※)が高くなる23時以降がオススメです。

街明かりの影響が少なく、視界が開けた条件のいい場所で観測すると、1時間に5個程度の流れ星を見ることが出来そうです。

みずがめ座δ南流星群に属する流れ星は、放射点があるみずがめ座の周辺のみに出現するわけではなく、放射点を中心に四方八方に流れるため、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。

今年は月明かりの影響がないため、出来るだけ空全体を広くみるようにしましょう。


※流れ星（群流星）が飛び出してくるように見える天球上の点で、流星群に属する流れ星はこの点を中心に放射状に流れます。

（１）他の流星群との共演
今の時期は、みずがめ座δ南流星群の他に、やぎ座α(アルファ)流星群も活動のピークを迎えています。さらに3大流星群の1つであるペルセウス座流星群も活動をはじめているため、複数の流星群の共演により、運がよければ1時間に10個程度の流れ星を観測できそうです。

（２）前後数日間は観測可能
みずがめ座δ南流星群は、活動のピークがそれほど明瞭ではないため、前後数日間はピーク時と同じくらいの流星数を観測することができます。天気の関係等で今夜観測出来ない方は、明夜に観測するようにしましょう。