軽い運動で“夏仕様の身体”に!
人の体は、暑くなると皮膚血管の血流を増やして熱を放出し、さらに汗をかくことで体温を下げる仕組みが備わっています。水分や塩分のバランスが崩れ、うまく機能しなくなったり、体温の調節が足りなかったりすると、熱中症になります。
「血液量を増やし汗をかける体にすることが、熱中症予防には大切です。やや暑い環境で、ややきついと感じる運動を1日20〜30分間行いましょう。日頃から運動している人なら10日〜2週間で身体が慣れてきます」(佐藤先生)
また運動後に、牛乳など糖分とたんぱく質を含む飲料を飲むのも、血液量を増やすのに効果的です。
「血液量を増やし汗をかける体にすることが、熱中症予防には大切です。やや暑い環境で、ややきついと感じる運動を1日20〜30分間行いましょう。日頃から運動している人なら10日〜2週間で身体が慣れてきます」(佐藤先生)
また運動後に、牛乳など糖分とたんぱく質を含む飲料を飲むのも、血液量を増やすのに効果的です。
身体を変える入浴法
毎日のお風呂も、体づくりに役立てられます。
「39〜40℃の湯船に5〜10分ほど、しっかり浸かります。じわじわと汗をかき、基礎代謝を上げる効果があります。43℃以上の熱い湯は身体への負担となるので、無理はいけません。
水分補給も必ず行います。お風呂の前後、お風呂が長めならその間にも、コップ1杯(200cc程度)の水を飲みましょう。お風呂上がりも牛乳にすると、血液量を増やすのに役立ちます」(佐藤先生)
「39〜40℃の湯船に5〜10分ほど、しっかり浸かります。じわじわと汗をかき、基礎代謝を上げる効果があります。43℃以上の熱い湯は身体への負担となるので、無理はいけません。
水分補給も必ず行います。お風呂の前後、お風呂が長めならその間にも、コップ1杯(200cc程度)の水を飲みましょう。お風呂上がりも牛乳にすると、血液量を増やすのに役立ちます」(佐藤先生)
お酒は”飲料”ではない!
水分は、基本的に1日に1.2Lを食事以外の飲料で摂取する必要があります。
「脱水状態になれば、汗をかけなくなり、熱中症を起こしやすくなります。特に高齢者は喉の渇きを感じにくいので、時間を決めるなど意識して水分を摂りましょう」(佐藤先生)
また、お酒は”飲料”と捉えがちですが、「アルコールの利尿作用で水分が排出されますので、水をチェイサーにするなど、水分を十分に補うことが大切です」と佐藤先生は言います。
「脱水状態になれば、汗をかけなくなり、熱中症を起こしやすくなります。特に高齢者は喉の渇きを感じにくいので、時間を決めるなど意識して水分を摂りましょう」(佐藤先生)
また、お酒は”飲料”と捉えがちですが、「アルコールの利尿作用で水分が排出されますので、水をチェイサーにするなど、水分を十分に補うことが大切です」と佐藤先生は言います。
塩分は摂りすぎに注意
「血液中の塩分濃度が下がると、身体は汗をかかなくなります。汗をかけば塩分も失われるので、汗をかいたら経口補水液など塩分の入った飲料を摂るのを忘れずに。また、食事に味噌汁をつけるのも、水分・塩分がともに補給できて良いですね」(佐藤先生)
ただし、塩分の摂りすぎは逆効果になることも。
「塩分を摂り過ぎると汗をかきにくくなったり、身体がむくんだりします。むくみはめまいや頭痛などの気象病を招き、冷房病や寒暖差疲労、アレルギーも起こしやすくなるので注意しましょう」(佐藤先生)
さらに、「デスクワークなのにスポーツドリンクを常飲する人がいますが、糖分・塩分の摂りすぎにつながり、血圧や血糖値の上昇を招くおそれがあります」と佐藤先生は注意を呼びかけています。
自分の活動や身体の状態を考えて、バランスを取ることが大切なのですね。暑さのピークは8月にもあります。衣服や環境などの対策とともに、身体からも熱中症を予防していきましょう。
ただし、塩分の摂りすぎは逆効果になることも。
「塩分を摂り過ぎると汗をかきにくくなったり、身体がむくんだりします。むくみはめまいや頭痛などの気象病を招き、冷房病や寒暖差疲労、アレルギーも起こしやすくなるので注意しましょう」(佐藤先生)
さらに、「デスクワークなのにスポーツドリンクを常飲する人がいますが、糖分・塩分の摂りすぎにつながり、血圧や血糖値の上昇を招くおそれがあります」と佐藤先生は注意を呼びかけています。
自分の活動や身体の状態を考えて、バランスを取ることが大切なのですね。暑さのピークは8月にもあります。衣服や環境などの対策とともに、身体からも熱中症を予防していきましょう。
参考資料など
「日常生活における熱中症予防指針」(日本生気象学会)、「日常生活における熱中症予防」(日本生気象学会)、熱中症予防情報サイト(環境省・http://www.wbgt.env.go.jp/)