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七十二候「土潤溽暑」日本の湿気はまだマシ?世界の高温多湿な地域を比較

2019/07/28 05:44 ウェザーニュース

西日本や北陸で梅雨明けし、いよいよ夏の暑い時期が迫ってきましたね。

28日からは七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」の期間となります。

タイトルにも使われている「溽暑(じょくしょ)」は、湿気が多くムシ暑いという意味。まさにこれからの季節のことですね…。

日本はいいほう?

高温多湿な時期は、熱中症の危険性も増すため非常に厄介。しかし、世界に目を向けると日本はまだいいほうかも知れません。

2018年の東京の年間平均気温は16.8℃、年間平均湿度は70%。

では、他の国はというと…

マレーシアのクアラルンプールは平均気温33℃に対し平均湿度が81%。
平均気温は日本の真夏並…。さらに平均湿度が80%以上と日本の比ではありません。

日本が高温多湿なのは限られた時期のみです。そう考えると日本は恵まれていますね。

少しの工夫で快適に

昔の家に比べて今の家は気密性が高く、屋内に湿気がたまりやすくなっています。ムシッと不快な夏を少しでも快適に過ごすためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。

●除湿機能を使う
除湿機やエアコンのドライ機能を使って必要以上に湿度をあげないことが大切です。

●こまめな換気
換気をする時のポイントは、風の通り道を作ること。
窓を開けたら、対面する窓や戸も同時に開けてください。
わずか5分程換気しただけでも随分変わります。
窓が開けられない、または窓がない浴室やトイレの場合は、換気扇を長めに回しておくことをおすすめします。

●新聞紙を活用
吸水性に優れた新聞紙を、湿気が気になる押し入れや靴箱に敷くだけで除湿することができます。
電気代もかからず、手軽に実践できるので、ぜひ試してみてください。

参考資料など

【引用元】
平成28年 理科年表
気象庁「東京の年ごとの値」http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_s.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2016&month=&day=&view=
【参照元】
電力比較サイト エネチェンジ「マンション初心者は要注意!覚えておくべき湿気対策7選」https://enechange.jp/articles/mansion-moisture-measures