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エリア毎のゲリラ豪雨傾向

ウェザーニューズ発表 ゲリラ豪雨傾向2019

2019/07/25 11:37 ウェザーニュース

エリア毎のゲリラ豪雨傾向を解説します。

北日本

発生ピークは8月上旬〜中旬

北日本のゲリラ豪雨の発生回数は、昨年や過去5年平均より減少するところが多い見込みです。

西日本や東日本と比べると湿った空気の影響を受けにくく、宮城県の発生回数(28回)は昨年や過去5年平均の半分以下となる予想です。

ゲリラ豪雨の発生ピークは、8月上旬〜中旬となります。発生回数は少ない予想ですが、一回一回のゲリラ豪雨が被害をもたらすおそれがあるため、油断は禁物です。お出かけや帰省の際には天気の急変に十分ご注意ください。

8月下旬からは台風の影響を受ける可能性があるほか、9月からは次第に周期的に変化する秋らしい天気になっていくため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。

東日本

8月中旬が発生ピーク

東日本のゲリラ豪雨発生回数は、関東甲信や北陸で昨年や過去5年平均と同程度か少なく、東海で同程度か多い予想です。

特に発生回数が多いのは愛知県(297回)で、昨年比1.3倍、過去5年平均比1.8倍となります。東京都(147回)は昨年や過去5年平均よりも少ない予想ですが、一回一回のゲリラ豪雨が被害をもたらすおそれがあるため、油断は禁物です。過去には東京都内の花火大会がゲリラ豪雨により中止になった事例もあります。

8月上旬〜中旬にかけて湿った空気の影響を受けるため、ゲリラ豪雨が発生しやすくなります。8月中旬が発生のピークとなり、この時期はお盆休みにあたるため、お出かけや帰省の際には天気の急変に十分ご注意ください。

8月下旬からは台風や低気圧、前線の影響を度々受けるため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。

西日本

発生回数が100回超の地点が多数

西日本のゲリラ豪雨の発生回数は、昨年よりやや多く、過去5年平均と比べると概ね同程度の予想です。福岡で261回、大阪で150回など、発生回数が100回を超えるところが多くある見込みです。

湿った空気の影響を受け、ゲリラ豪雨の発生回数は8月上旬〜中旬に集中します。8月上旬は花火大会の開催ピーク、8月中旬はお盆休みにあたるため、お出かけや帰省の際は天気の急変に十分ご注意ください。

九州南部では7月はじめに大雨に見舞われました。被害のあったところでは、二次災害に注意し、最新の雨見解と自治体情報を随時ご確認ください。

8月下旬からは台風や低気圧、前線の影響を度々受けるため、ゲリラ豪雨の発生回数は減少していきます。

都道府県別のゲリラ豪雨発生傾向

※本ゲリラ豪雨傾向は、ウェザーニューズの長期予報と類似年の過去データを元に、統計的に算出
※2018年の予想と過去4年平均の発生回数は7月6日~9月30日、2017年の発生回数は7月12日~9月30日で算出