28℃は「事務所衛生基準規則」の上限
環境省が取り組む「クールビズ」とは、「地球温暖化対策のために、夏はネクタイや上着を着用しなくていいから、冷房の温度をあまり下げないでね」ということです。そして冷房は28℃という数字を打ち出したわけですが、その根拠があります。
労働安全衛生法は「事務所衛生基準規則」で具体的な数値を定めているのですが、そこに「事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が17℃以上28℃以下および相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない」(第5条第3項)と規定しています。つまり、28℃というのは、「事務所衛生基準規則」の上限なのです。
労働安全衛生法は「事務所衛生基準規則」で具体的な数値を定めているのですが、そこに「事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が17℃以上28℃以下および相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない」(第5条第3項)と規定しています。つまり、28℃というのは、「事務所衛生基準規則」の上限なのです。
室内にはぜひ温度・湿度計を
28℃というのは室温のことなのです。環境省もHPで「室温28℃」と明記して、「必ず『28℃』でなければいけないということではなく、(中略)無理のない範囲で冷やし過ぎない室温管理の取組をお願いする上で目安としているものです」と記載しています。
さらに「冷房の設定温度を28℃にしても、室内が必ずしも28℃になるとは限りません。そういう場合は、設定温度を下げることも考えられます」とアドバイスしています。
「28℃」が高すぎるのではないかという意見もありますが、とにかく室温28℃を確認し、適性湿度(40〜70%)を維持するために、まずは温度・湿度計を置いてみてはどうでしょうか。
さらに「冷房の設定温度を28℃にしても、室内が必ずしも28℃になるとは限りません。そういう場合は、設定温度を下げることも考えられます」とアドバイスしています。
「28℃」が高すぎるのではないかという意見もありますが、とにかく室温28℃を確認し、適性湿度(40〜70%)を維持するために、まずは温度・湿度計を置いてみてはどうでしょうか。