寝冷えで夏風邪をひく人も
「梅雨どきは梅雨寒(つゆざむ)もあれば気温が上昇する日があって寒暖差が大きく、気圧も梅雨前線が接近すると変わるため、環境の変化に追いつけず体調を崩す人が多いのです。たとえば、夜寝るときにむしむしするので半袖にしたら明け方は冷えて夏風邪をひいてしまうという具合です」と言うのは、ウェザーニュース気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の医師、佐藤純先生です。
体調を崩すと免疫力が低下するため、夏風邪など感染症にかかりやすくなります。自律神経が乱れると、めまい、頭痛、のぼせ、耳鳴りといった症状が出ることがあります。
体調を崩すと免疫力が低下するため、夏風邪など感染症にかかりやすくなります。自律神経が乱れると、めまい、頭痛、のぼせ、耳鳴りといった症状が出ることがあります。
長引く梅雨から体を守るには
「気温がそれほど高くないのに湿度が高く不快だからといって冷房を入れると、冷え症になったり体がむくんだりします。また、カキ氷などの冷たいものをとりすぎるとお腹をこわす人もいるでしょう。梅雨が長引く場合は、体調管理により注意する必要があります。梅雨から体を守るには、除湿と保温がポイントになります」(佐藤先生)
具体的にはどうしたらよいのでしょうか。気温が30℃に達していなければ、エアコンは冷房でなく除湿にします。冷房にしなくても、除湿で運転すれば湿気を取って快適に過ごせます。
また、気温が低いときは保温につとめます。気温に合わせた服を選ぶのはもちろんですが、冷たい飲み物を飲んだり、冷たい食べ物(カキ氷や冷やし中華など)を食べると体を冷やすので、気温が低いときは避けてください。
「暦は同じ7月でも、梅雨明けが早く猛暑だった昨年の夏と、今年の長引く梅雨は大違いです。環境に合わせた過ごし方をすれば、体調不良を改善することができます。体調を整えたうえで夏を迎えてください」(佐藤先生)
具体的にはどうしたらよいのでしょうか。気温が30℃に達していなければ、エアコンは冷房でなく除湿にします。冷房にしなくても、除湿で運転すれば湿気を取って快適に過ごせます。
また、気温が低いときは保温につとめます。気温に合わせた服を選ぶのはもちろんですが、冷たい飲み物を飲んだり、冷たい食べ物(カキ氷や冷やし中華など)を食べると体を冷やすので、気温が低いときは避けてください。
「暦は同じ7月でも、梅雨明けが早く猛暑だった昨年の夏と、今年の長引く梅雨は大違いです。環境に合わせた過ごし方をすれば、体調不良を改善することができます。体調を整えたうえで夏を迎えてください」(佐藤先生)