太平洋赤道域の東部の海面水温は平年並みとなっていることや、赤道域の中部に見られた暖水が解消したことなどの、海洋や大気の状態からエルニーニョ現象は終息したと見られます。
夏から秋にかけて海面水温は平年に近い状況で推移し、エルニーニョ現象、ラニーニャ現象のどちらでもない、平常の状態が続く見込みです。8月は平常の状態になる確率が80%、9月から11月にかけては60%となっています。
日本付近は太平洋高気圧の張り出しが北に弱い状況が続いていますが、7月終わり頃からは勢力を拡大し、平年並みに戻る見込みです。西日本、東日本の梅雨明けは平年に比べるとやや遅れる可能性があるものの、8月には夏らしい天気になる所が増えてきそうです。
日本付近は太平洋高気圧の張り出しが北に弱い状況が続いていますが、7月終わり頃からは勢力を拡大し、平年並みに戻る見込みです。西日本、東日本の梅雨明けは平年に比べるとやや遅れる可能性があるものの、8月には夏らしい天気になる所が増えてきそうです。
エルニーニョ現象とは?
中立の状態(エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない)と比べ、東風(貿易風)が弱まることで「エルニーニョ現象」が発生します。
エルニーニョ現象 発生時の特徴
・東風が平常時よりも弱い
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る
参考資料など
気象庁HPより