疲労回復にはクエン酸
梅の主成分はクエン酸などの有機酸です。クエン酸にはどのような効果があるのでしょうか?
「クエン酸はエネルギー代謝に重要な成分で、代謝を促進し、疲労物質と言われる乳酸の分解も促進します。疲労回復には梅が良い、というのはこのためです。また胃の働きを活発にするので、食欲不振にも効果があります」(宇都宮先生)
「クエン酸はエネルギー代謝に重要な成分で、代謝を促進し、疲労物質と言われる乳酸の分解も促進します。疲労回復には梅が良い、というのはこのためです。また胃の働きを活発にするので、食欲不振にも効果があります」(宇都宮先生)
効果が凝縮された梅肉エキス
梅を食べるというと、梅干しや梅酒が思い浮かびますが、その他には何があるでしょうか。
「梅肉エキスがおすすめです。梅肉エキスは青梅の果汁を煮詰めて作るもので、ティースプーンの1/3程度、わずか1gで生梅約3個分の成分が含まれています。また『ムメフラール』という成分が血流の改善や血管の老化防止に役立つと言われています。これは加熱しないと出てこないもので、梅干しや梅酒にはない成分なのです。びっくりするぐらい酸っぱいですが、その分効果が高いと言えます」(宇都宮先生)
「梅肉エキスがおすすめです。梅肉エキスは青梅の果汁を煮詰めて作るもので、ティースプーンの1/3程度、わずか1gで生梅約3個分の成分が含まれています。また『ムメフラール』という成分が血流の改善や血管の老化防止に役立つと言われています。これは加熱しないと出てこないもので、梅干しや梅酒にはない成分なのです。びっくりするぐらい酸っぱいですが、その分効果が高いと言えます」(宇都宮先生)
梅肉エキスを自作
梅肉エキスは梅の成分を効果的に摂れることはわかりましたが、スーパーなどであまり見かけません。生梅1kgで20g程度しか作れず、とても高価なので販売されている量も多くないのです。
しかし、1時間もあれば自分でも簡単に作ることができます。
【材料】
・青梅1kg
・土鍋またはホーロー鍋
・木べらまたはゴムべら
・さらし(布巾程度の大きさ)
・フードプロセッサーまたは陶製のおろし金
【作り方】
(1)青梅を大きめのポリ袋に入れて、すりこぎなどで叩いて四つ割りぐらいにし、種を取り除く。
(2)果肉をフードプロセッサーかミキサーでできるだけ細かく粉砕する。
(3)さらしに(2)をくるんで、できるだけぎゅっと絞って果汁を出す。
(4)土鍋またはホーロー鍋(なるべく底が広いものが効率的)に(3)を入れ、弱火にかけて煮詰めはじめる。途中アクが出てくるので、丁寧にすくう。とろみが出始めると焦げやすくなるので、へらでまんべんなくかき混ぜる。
(5)30分ぐらい経つと黒っぽくなり、とろっとする。へらで鍋底をなでると、へらの跡が残る程度までとろみがついたら火を止める。あまり煮詰めすぎると固くなるので注意。
(6)ガラス容器(金属のフタは厳禁)などに移して出来上がり。常温で1年以上は保存できる。
梅には食中毒の原因菌の「黄色ブドウ球菌(MRSA)」と「病原性大腸菌(O-157)」の繁殖を抑える「制菌作用」もあります。これからの時期、意識して梅を活用したいものですね。
しかし、1時間もあれば自分でも簡単に作ることができます。
梅肉エキスの作り方(簡単に作れる量)
【材料】
・青梅1kg
・土鍋またはホーロー鍋
・木べらまたはゴムべら
・さらし(布巾程度の大きさ)
・フードプロセッサーまたは陶製のおろし金
【作り方】
(1)青梅を大きめのポリ袋に入れて、すりこぎなどで叩いて四つ割りぐらいにし、種を取り除く。
(2)果肉をフードプロセッサーかミキサーでできるだけ細かく粉砕する。
(3)さらしに(2)をくるんで、できるだけぎゅっと絞って果汁を出す。
(4)土鍋またはホーロー鍋(なるべく底が広いものが効率的)に(3)を入れ、弱火にかけて煮詰めはじめる。途中アクが出てくるので、丁寧にすくう。とろみが出始めると焦げやすくなるので、へらでまんべんなくかき混ぜる。
(5)30分ぐらい経つと黒っぽくなり、とろっとする。へらで鍋底をなでると、へらの跡が残る程度までとろみがついたら火を止める。あまり煮詰めすぎると固くなるので注意。
(6)ガラス容器(金属のフタは厳禁)などに移して出来上がり。常温で1年以上は保存できる。
梅には食中毒の原因菌の「黄色ブドウ球菌(MRSA)」と「病原性大腸菌(O-157)」の繁殖を抑える「制菌作用」もあります。これからの時期、意識して梅を活用したいものですね。