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暑い日に食べたい「かき氷」 シロップの人気は気温で変わる

2019/07/05 11:29 ウェザーニュース

かき氷がおいしい季節がやってきました。暑くなって汗をかいた後のかき氷はたまりません。かき氷のシロップにはいろいろありますが、何が一番人気でしょうか。ウェザーニュースで調査を実施しました。

イチゴが断トツの一番人気

「好きなシロップは何ですか?」と聞いたところ、イチゴが全国で54%(5月10日~11日調査、8,183人回答)と過半数を超え、次いでレモン(17%)、メロン(15%)、ブルーハワイ(14%)と続き、イチゴ以外は僅差になりました。

年齢別に見ると歳を重ねるほどにイチゴ人気が上がる傾向があります。

シロップの好みは気温に左右される?

今回の調査ではイチゴが一番支持されていますが、その日の天気や気温でその傾向に差は出るのでしょうか。東京浅草の、たい焼きとかき氷の店「求楽」の尾崎陽司さんに伺いました。

「うちでもイチゴ味が一番人気で、お客さんの半数が注文します。

ただ、この傾向はその日の気温が35℃を超える猛暑日になると変わってきます。午前中はイチゴが売れますが、35℃を超えてくる午後になると、レモンなどの酸味のあるシロップが売れるようになります。

定番のシロップ以外でも、猛暑時は梅などの酸味のある味が人気です。去年は猛暑日が多かったので、レモンも梅も売り切れになる日が続出するほどでした」(尾崎さん)

なるほど、気温が上がると酸味のあるさっぱりした味わいのかき氷が売れるようです。

天気によっても売れ行きが変わる

晴れの日や雨の日など、天気による変化はあるのでしょうか。

「曇りや雨の日は『抹茶あんこ』や『黒蜜きなこ』など、割と濃厚な味が人気です。のどを潤して体を冷やすというより、スイーツとして味わいたいというお客さんが多くなります」(尾崎さん)

かき氷のメニューも天気や気温で好みが左右されるようですね。かき氷店では、まわりのお客さんが注文しているものを観察するのも、面白いかもしれませんね。

参考資料など

取材協力/浅草たい焼き工房「求楽」(https://guraku.jp/)