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熊本 線状降水帯で非常に激しい雨 土砂災害警戒情報発表中

2019/06/30 08:20 ウェザーニュース

梅雨前線や湿った空気の影響で、九州では激しい雨が降っています。

特に「線状降水帯」と呼ばれる発達した雨雲の帯がかかっている熊本県内では、未明から1時間に50mm前後の激しい雨が、ほぼ同じ場所で降り続いています。

熊本県宇城市の三角では、6時00分までの1時間に67.0 mmの非常に激しい雨を観測しています。

24時間雨量は既に250mm超 土砂災害に警戒

土壌雨量指数の解析値 地盤が緩んでいる
降り続く雨により、24時間の雨量は既に250mmを超えたところがあります。熊本県南阿蘇村では、8時10分までの24時間に、250.5mmの大雨を観測しています。

8時現在、気象台と熊本県、大分県は、複数の市町村に土砂災害警戒情報【警戒レベル4相当情報】を発表しています。市町村の発令する避難情報等も確認するようにしてください。

また、熊本県内では河川が増水して、氾濫危険水位を超えているところがあります。川の様子を見に行くことは危険ですのでおやめください。

昼過ぎまで断続的な強雨に警戒

昼過ぎにかけて、雨雲は若干南北に位置を変えつつ九州付近に停滞する予想で、雨量はさらに増加する見込みです。

総雨量は多い所で300mmを超えるおそれがあり、災害の発生に厳重な警戒が必要です。
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