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今朝は九州北部で強い雨 もうひとつの”元”熱帯低気圧が接近

2019/06/27 07:31 ウェザーニュース

気象庁が台風になる見込みとしている熱帯低気圧とは別の、もうひとつの低気圧が東シナ海を北上しています。

昨日26日(水)21時の段階で2つあった熱帯低気圧のうち、北側のものは今日27日(木)3時に熱帯低気圧から温帯低気圧に変わったものの、周辺の活発な雨雲や低気圧に向かって吹き込む湿った空気の影響で、九州各地に強い雨を降らせています。

九州はすでに雨の降り方が強まる

6時までの1時間に長崎で27.5mm、五島列島の有川で19.0mm、鹿児島県加世田で21.5mm、大分県蒲江で20.0mmを観測しました。
>>最新の雨雲レーダー

総雨量は多いところで200mmになるおそれ

九州北部では午前中いっぱい、太平洋側は夕方前まで局地的に1時間に30~50mmの激しい雨の降るおそれがあり、総雨量は100~200mmに達する所があります。

道路冠水や河川の増水、土砂災害などに注意が必要です。

沿岸部を中心に風の強まりにも注意

また、沿岸部は風も強く、最大瞬間風速は長崎県・雲仙岳で27.4m/s、野母崎で25.2m/s、鹿児島県・中甑で19.3m/sを観測。

雨だけではなく、強風による影響にもご注意ください。
>>今いるところの雨・風の予想