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ゲリラ雷雨防衛隊の活動

2019/07/18 15:41 ウェザーニュース

ウェザーニュースでは、予測が困難な夏のゲリラ雷雨を事前に捉えるため、全国の参加者の皆さんと空を監視する「ゲリラ雷雨防衛隊」を夏限定で発足しています。

参加者の皆さんから届く報告を解析することで、突発的な雷雨の発生を、事前にお知らせすることが可能となっています。

※ゲリラ雷雨防衛隊は、アプリ「ウェザーニュース」内にあるゲリラ雷雨 Ch.から無料でご参加いただけます。

ゲリラ雷雨防衛隊発足のきっかけ

ゲリラ豪雨を引き起こす積乱雲(雷雲、入道雲)は、半径が十数km程度と小さく、急に発達していきなり大雨を降らせます。 このような狭い範囲で急に起こる現象については、コンピューターで計算して予測を行おうとすると、計算が終わるころには積乱雲が消えてしまうことも珍しくありません。

2008年7月21日には兵庫県神戸市灘区にある都賀川がゲリラ雷雨により水位が急増、親水公園で遊んでいた方が川に流されるという痛ましい事故が起こりました。

ゲリラ雷雨による被害を食い止めたいという思いから、2008年7月30日に「ゲリラ雷雨防衛隊」が発足。隊員からの報告を元に予測、約1時間前にゲリラ豪雨が発生するという通知を出す画期的なサービスが誕生しました。

ゲリラ雷雨防衛隊の活動内容

全国のゲリラ雷雨防衛隊員から、空の写真(リポート)を送っていただくことで、空の変化をリアルタイムに把握。

ウェザーニューズ本社の予報センターにある「ゲリラ雷雨防衛隊本部」の気象予報士が、気象データとあわせてリポートを解析することで、雷雲発生の兆候をいち早く捉えられるようになっています。

雷雨の危険を事前にお知らせ

雷雨発生の可能性が高まっているとわかった場合、通知サービス「ゲリラ雷雨通知」で、登録しているユーザーへ注意喚起の通知を配信します。

サービス開始当初は、全国平均で雷雨発生の10数分前にしか通知できなかったのが、2018年には約1時間前には通知できるようになりました。

少しでも被害を減らすために

ゲリラ雷雨防衛隊が発足した当初の隊員数は1万人程度でしたが、年々増えて、2018年には6.2万人に。昨年の投稿はゲリラ豪雨のシーズン全体で28.8万通が届きました。

これだけの情報が、ゲリラ豪雨の予報精度を上げているのです。

サービス開始から12年。

ますます進化するゲリラ雷雨.Chには、防衛隊の力が不可欠です。

皆さんもちょっとしたアクションで、人々をゲリラ豪雨の脅威から救う手助けをしてみませんか?
※ゲリラ雷雨防衛隊の入隊方法
スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」の「ゲリラ雷雨.Ch」から、無料で参加することができます。