口永良部島新岳火口では今年の2月3日以降、噴火が観測されていません。
新岳火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震は2月以降減少し、少ない状態で経過しています。また、新たなマグマの上昇を示すと考えられる、新岳の西側山麓のやや深い場所を震源とする火山性地震も2018年8月16日以降は観測されていません。
二酸化硫黄の放出量は4月11日に1日あたり1000トンと一時的に多い状態となりました。その後は減少しましたが、現在も1日あたり100から300トンとやや多い状態が続いています。
これらのことから、噴火の可能性は継続しているものの、広い範囲に影響を及ぼすおそれは少なくなったと考えられます。新岳火口から概ね1kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する火山弾と呼ばれる大きな噴石や火砕流に警戒が必要です。
また、新岳火口から西側は概ね2kmの範囲で火砕流に警戒が必要です。風下側では火山灰だけでなく、火山礫と呼ばれる小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
口永良部島では2015年5月に火砕流を伴う噴火が発生し、噴火警戒レベルが5に引き上げられました。その後は2016年6月に警戒レベル3、2018年4月には警戒レベル2に引き下げ、同年8月15日に火山性地震の増加により4へ引き上げが行われ、8月29日以降はレベル3が継続していました。
新岳火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震は2月以降減少し、少ない状態で経過しています。また、新たなマグマの上昇を示すと考えられる、新岳の西側山麓のやや深い場所を震源とする火山性地震も2018年8月16日以降は観測されていません。
二酸化硫黄の放出量は4月11日に1日あたり1000トンと一時的に多い状態となりました。その後は減少しましたが、現在も1日あたり100から300トンとやや多い状態が続いています。
これらのことから、噴火の可能性は継続しているものの、広い範囲に影響を及ぼすおそれは少なくなったと考えられます。新岳火口から概ね1kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する火山弾と呼ばれる大きな噴石や火砕流に警戒が必要です。
また、新岳火口から西側は概ね2kmの範囲で火砕流に警戒が必要です。風下側では火山灰だけでなく、火山礫と呼ばれる小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
口永良部島では2015年5月に火砕流を伴う噴火が発生し、噴火警戒レベルが5に引き上げられました。その後は2016年6月に警戒レベル3、2018年4月には警戒レベル2に引き下げ、同年8月15日に火山性地震の増加により4へ引き上げが行われ、8月29日以降はレベル3が継続していました。
参考資料など
気象庁監視カメラより