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渇水エリアへの雨は限定的 ダム貯水量の大幅増はなし

2019/06/07 16:21 ウェザーニュース

今日7日(金)は低気圧や前線の通過に伴い西日本や東海の各地で強い雨が降りました。一部では24時間の雨量が100~200mmに達しています。

ただ、取水制限を行っている水系ではそれほどまとまった雨にならず、渇水状況を解消とは行かないようです。
愛知県新城市の宇連ダムに最も近い、アメダス新城の24時間雨量は48.5mm。先月28~29日以来の雨量にはなったものの、貯水率はまだジワジワと増えている程度。6日(木)15時で19.1%だった貯水率は7日(金)15時で19.4%です。

高知県内では東部の魚梁瀬で24時間雨量で236.0mmに達した一方で、四国の水がめ・早明浦ダムに近いアメダス本山の24時間雨量は24.0mmに留まり、貯水率は昨日15時の65.1%から64.1%とわずかに減っています。

梅雨前線は明日8日(土)以降、南の海上に離れて停滞する見込みで、この先一週間程度は広い範囲でのまとまった雨はなさそうです。まだ危機的な状況にはなっていないものの、梅雨入りのタイミングや雨の状況には引き続き注目です。