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ゴキブリが“飛ぶ”理由

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2019/06/10 10:48 ウェザーニュース

気温や湿度が上がるにつれて、ゴキブリを目にする人も増えてきたのではないでしょうか。ところで、ゴキブリが飛ぶのを見たことがありますか?

床を素早く這い回るだけでなく、空中を飛ぶこともできるのです。ときには人の顔をめがけて飛んでくることもありますが、ゴキブリはどんなときに空中を飛ぶのでしょうか。

ゴキブリの生態に詳しいアース製薬・虫ケア用品ブランドマネージャーの北口明宏さんに教えてもらいました。

追い詰められると飛ぶ

羽を持つゴキブリですが、飛ぶタイミングは限定されているようです。

「ゴキブリはカブトムシなどのように羽を羽ばたかせて、下から上に飛ぶことはありません。高い位置から低い位置に向かって滑空するように飛びます。たとえば、壁の上のほうに止まって、そこから羽を広げて飛ぶのです」(北口さん)

ふだんは這うようにして動くゴキブリがなぜ飛ぶのでしょうか。

「人に見つかって、殺虫剤などをかけられる、スリッパで叩かれそうになるなど、追い詰められた緊急時に飛びます。壁を歩いているゴキブリを駆除しようとすると飛ぶので、自分の顔めがけて飛んでくるように感じるのですが、逆襲に出たわけではなく、ゴキブリも必死に逃げているのです」(北口さん)

高い位置でゴキブリを追い詰めたときは、自分に向かって飛ぶゴキブリに用心した方がよさそうですね。

小さいチャバネゴキブリは飛べない

ゴキブリでも飛べないゴキブリがいるそうです。

「日本で見られるゴキブリは主に4種ですが、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリは飛ぶというか滑空しますが、飲食店などによく生息している茶色くて小さいサイズのチャバネゴキブリは飛ぶことはありません。滑空さえできないほど羽が退化しているからです」(北口さん)

ゴキブリが羽を広げて自分をめがけて飛んでくる姿を想像すると悪夢にうなされそうですが、飛ぶのが苦手なゴキブリが必死に逃げようとしていたのですね。

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