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日本列島で体感が二分 原因は「日照」と「湿度」

2019/06/02 13:44 ウェザーニュース

本州の南岸に停滞する梅雨前線の影響で、西日本の太平洋側や南西諸島を中心に雨を降らせています。

南西諸島を除いて気温は概ね20℃台中盤。突出して気温が高いエリアはありません。

北日本と西〜東日本で体感が二分

ただし、全国から届いた体感報告(9-12時)を見ると北日本と西・東日本で体感がガラッと変わっている様子がよく分かります。

北日本は「カラッと暑い」という体感報告が多い一方、西・東日本では雨が降っているエリアを除くと「ムシッと暑い」報告が多数になっています。

原因は「日照」と「湿度」

体感を二分する要因は日照と湿度です。全国から届いた天気の報告を見ると、北陸から福島県付近に晴れと曇りをわける線があることがわかります。

また、各地の湿度をみると、下記のようになっており、北日本と西・東日本で空気の質が変わっているということがわかります。

【各地の湿度】
札幌(北海道) 40%
青森(青森)  36%
盛岡(岩手)  38%
仙台(宮城)  35%
山形(山形)  20%
福島(福島)  32%
-----------
東京(東京)  61%
大阪(大阪)  52%    
   (2日13時時点)


これから梅雨入りを控えているエリアでは、同じ場所であっても前線の位置によって日照や湿度が大きく変わるため、日々体感が大きく変わります。

毎日を少しでも快適に過ごすために、天気予報を確認するときは天気や気温だけでなく、日中どれくらい日差しが届くか、どれくらい湿度が高いのか、にも注目するといいかもしれません。