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2019/06/03 14:47 ウェザーニュース

ウェザーリポートを通じて毎日空を見ていると、天気のことがだんだんわかるようになってきます。

ただ、最初はよくわからないと思うので、そのコツをお教えします!

天気の変化を知る1番の手がかりになるのが、実は「雲」。
この雲に注目することが、空を読み解く近道なのです。

雲は、てっぺん(雲頂)と雲の底(雲底)をみてください。

まず、雲のてっぺん(雲頂)に注目!

雲頂がモクモクと尖っている例
雲のてっぺん(雲頂)は、その「カタチ」と「高さ」の2つをみます。

1)カタチ
雲頂のカタチが「モクモク」として、「尖っている」と、強雨や雷の可能性があります。
これは、上へ上へという空気の流れができて、雲を発達させるサインなのです。

雲頂があまり尖っていない例
一方、雲頂がそれほど尖っていない場合は、そこまで発達していないということになります。
2)高さ
雲の高さがわかると、雲の発達具合がわかります。
2〜3,000mを超えると、雨が降る可能性があります。
そして、5,000mを超えると、雷雨となってもおかしくない状況です。

「雲の高さ」と言っても、なかなか最初はよくわからないと思いますが、ビルや塔、山などあなたにとっての目印を探してみてください。

つづいて、雲の底(雲底)に注目!

雲底が低く、ボコボコと黒い例
雲の底(雲底)は「カタチ」と「色」の2つをみます。

1)カタチ
雲底のカタチが「ボコボコ」と低く垂れ下がっていたら、雨が降り出すサインです。

2)色
色が黒いほど、雨が近く、強い雨の可能性があります。

雲が黒く見えるのは、雲が高く&厚くなればなるほど、太陽の光が届かなくなるためです。一方、雲が薄く低ければ、光を通して白っぽくなります。

下から見上げた時に雲が黒いのは、それだけ雲が発達している証拠なのです。

毎日続けてみよう!

1.雲の「カタチ」を見る
2.雲の「高さ」を見る
3.雲の「色」を見る

まず、この3点だけでも意識して観察してみてください。
続けているうちに、いつの間にか天気を読み解く達人となっているはずです。

なかなか時間が取れない!続かない!という方は、
通勤途中など、毎日同じ時間に同じ場所で見るように心がけると、習慣となり続けやすいかもしれません。

そして、ぜひその観察結果をウェザーリポートに残していきましょう。
あなたの「ソラヨミ(空を読み解く)」の記録にもなります。
お住まいの近くのリポーターが同じ雲を観察しているかもしれません。
また、同じような雲を見ている全国のリポーターから教わることもあると思います。

参考資料など

<ウェザーリポート>
海女さん(神奈川県海老名市)2018-08-27
ミノデカさん(東京都八王子市)2019-05-30
響さん(神奈川県横浜市)2018-08-27
Taroさん(神奈川県横浜市)2018-08-27
しみちゃん♪さん(埼玉県熊谷市)2018-08-27
ハナぴさん(埼玉県川越市)2018-08-27