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今年の5月は記録的な「暑さ」と「日差し」だった

2019/05/30 13:27 ウェザーニュース

暑さの印象が非常に強い今年の5月。1か月の集計値で見ても「暑さ」と「日照の多さ」が際立っています。

【気温】札幌など観測史上1位も

5月の平均気温は全国的に平年を大きく上回り、特に北海道のほぼ全域や東北北部などは平年に比べて2℃以上、高くなりました。
札幌の平均気温は29日(水)までで15.5℃と観測史上1位の記録を大きく更新。

青森や福岡も29日の段階で、史上1位の記録に並んでいるほか、全国各地で過去5位以内の記録となった所が多数あります。

【日照時間】気温以上に記録的

気温以上に記録的となったのは日照時間。

偏西風が大きく蛇行したことにより、大きな高気圧に覆われて、例年よりも晴れの日が多くなりました。

5月の日照時間は全国的に平年を上回り、北陸や東北の日本海側は平年の1.5倍に達した所があります。

29日(水)の段階で、東北、北陸の各地は軒並み観測史上1位、長野や神戸なども今日30日(木)が良く晴れているため、史上1位を更新する可能性が高くなっています。

【降水量】太平洋側/日本海側で差

降水量は日本海側と太平洋側で大きく傾向が分かれました。

太平洋側は活発な雨雲が何度か通過した影響で一部で平年を上回り、東京は120.5mmと平年の87%の降水量となっています。

ただ、1mm以上の雨の日数は5日間と平年の半分しかなく、降水量の割に雨が少なかった印象につながっているかもしれません。