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北海道・宇登呂で8時過ぎに30℃突破 真夏日に

2019/05/28 09:33 ウェザーニュース

昨日までの猛暑が続いていた北海道ですが、今日28日(火)は気温の上昇が落ちついています。

ただ、オホーツク海側では、今朝も山を越えて吹く南よりの風と日差しによって気温が急上昇し、知床半島にある宇登呂では、8時過ぎに30℃を超え早くも真夏日となっています。

また、先日26日(日)に39.5℃を観測した佐呂間では、6時から7時までの1時間で、15.6℃から27.1℃へと、10℃以上も気温が上昇しました。

フェーン現象による局地的な昇温

この気温上昇をもたらせているのは、南から吹く風が山を越えて吹きおりる「フェーン現象」と呼ばれるものです。

30℃を超えた宇登呂から、山を挟んで知床半島の反対側、15kmほどしか離れていない羅臼では、10℃そこそこまでしか気温が上がっておらず、20℃近くも気温差があります。

このあとも風向きによって気温が変化

昨日やおとといのような猛烈な暑さにまではなりませんが、午後にかけても山を越えて南からの風が吹くと、気温が上がりやすくなります。

風向きが変わると、気温の上昇も抑えられるので、風向きにも注意しながらお過ごしください。

夜になると上空の暖かい空気は東に抜けて、深夜以降は雨も降る予想です。明日は15℃前後までしか気温が上がりません。急激な気温変化で体調を崩さないように気を付けてください。
>>今いるところの気温と風の予想