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寒の戻りで桜が長持ち お花見回数は平均1.6回

2019/05/29 19:37 ウェザーニュース

今年の桜は長く楽しめた方が多いようですが、皆さんのお花見に行った回数や見頃期間はどうだったのでしょうか?

まずはどのくらいの方が何回お花見に行ったか見てみます。

お花見回数 全国平均は1.6回

2014年より0.4回多い結果に

お花見に行ったかを「行かなかった」「平日に行った」「土日に行った」の3択で回答していただきました。
平日・土日問わず、お花見に行った人の割合は半数ほどになりました。

行った人達の中で、お花見した回数は全国平均1.6回となり、2014年に行った調査では全国平均1.2回よりも0.4回多くなりました。

お花見に行った回数ランキングベスト5は下記になります。
お花見行った回数ランキングでは西~東日本を中心に上位にランクインしています。今年は見頃期間が例年よりもやや長くななったことが影響しているようです。

今年は見頃期間が「長かった」

ウェザーニュース会員に「見頃の長さは?」とお聞きし、「長かった」「短かった」「例年通り」の3択で答えていただきました。

すると今年は「長かった」という回答が全体の6割を超え、「短かった」という印象が強かった昨年とははっきりと違いが現れました。
エリア毎に見てみると、「長かった」という印象が特に強いのは、西日本や東日本全般で、一番多い関東では73.3%となりました。都道府県毎に見ても、東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、愛知、岐阜で「長かった」が7割を超えていました。

一方、他のエリアに比べて「短かった」という印象があったのは北日本。北海道では56.4%も「短かった」という結果になりました。

寒の戻りで桜が長持ち

では、なぜ西日本や東日本では見頃期間が長くなったのでしょうか?それは桜の開花後に寒気の影響を受けて気温が下がったことが要因です。

東京の今年と例年の最高気温を比較して見てみます。
今年は開花直前には20℃を超える暖かさとなり、開花までの傾向は順調でした。ただ、開花シーズン後には、強い寒気が何度か流れ込み、10℃台の日が続きました。関東山沿いの一部では雪の降った所もあるくらいでした。
一方、去年は開花後に20℃を越える暖かい日が多く、見頃期間は短くなりました。
そのため、今年は去年との違いもあり、西日本や東日本で「長かった」という印象が強いようです。