梅雨入り・明けはいつ頃?
梅雨前線北上が遅れる見込み
現在、弱いエルニーニョ現象が継続しているとみられ、その影響で、太平洋高気圧の中心は平年に比べて南東側にずれる見通しです。
太平洋高気圧は西への張り出しは強いものの、北への張り出しが弱く、梅雨前線の北上が遅れます(図1)。
このため、高気圧の縁にあたり、暖かく湿った空気が流れ込みやすい九州や北陸、東北では梅雨明けが遅れる可能性があります。
太平洋高気圧は西への張り出しは強いものの、北への張り出しが弱く、梅雨前線の北上が遅れます(図1)。
このため、高気圧の縁にあたり、暖かく湿った空気が流れ込みやすい九州や北陸、東北では梅雨明けが遅れる可能性があります。
各地方で昨年よりも長い梅雨に
梅雨期間は九州や北陸、東北地方で平年よりも1週間前後長くなる予想です(図2)。
中国・四国、近畿、東海、関東甲信では平年並の長さとなりますが、全国的に短かった昨年の梅雨と比べると、関東甲信では約3週間、その他の地方でも1週間前後長くなる見通しです。
沖縄でも平年よりも短いものの、昨年よりも約2週間長い梅雨となりそうです。
中国・四国、近畿、東海、関東甲信では平年並の長さとなりますが、全国的に短かった昨年の梅雨と比べると、関東甲信では約3週間、その他の地方でも1週間前後長くなる見通しです。
沖縄でも平年よりも短いものの、昨年よりも約2週間長い梅雨となりそうです。
雨量はどうなる?
西・東日本では7月上旬〜中旬に雨のピーク、梅雨末期の大雨に注意
今年の梅雨期間の雨量は、東北から九州北部にかけては平年並、四国、九州南部では平年よりやや多く、沖縄・奄美では多くなる予想です(図3)。
6月以降は太平洋高気圧の勢力が徐々に強まりますが、今年は北への張り出しが平年より弱く、暖かく湿った空気の流れ込みは沖縄・奄美が中心になります。このため、沖縄・奄美の雨量は平年よりも多くなる見通しです。
梅雨末期にあたる6月上旬は梅雨前線が活発化し、豪雨、大雨に警戒が必要です。九州南部や四国は平年同様曇りや雨の日が多く、降水量は平年並となります。九州北部から東北にかけては雨の降る日が少なく、雨量は平年並か少なくなる見込みです。
7月は太平洋高気圧の北への張り出しが強まるため、梅雨前線が北上し、本州付近に停滞しやすくなります。
また、太平洋高気圧に沿って暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線の活動が活発化する見通しです。
梅雨明けするまでの期間は雨の降る日が多くなり、九州から東北にかけての雨量は、平年並か多い見込みです。豪雨、大雨の恐れもあるため、河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などへの警戒が必要です。
6月以降は太平洋高気圧の勢力が徐々に強まりますが、今年は北への張り出しが平年より弱く、暖かく湿った空気の流れ込みは沖縄・奄美が中心になります。このため、沖縄・奄美の雨量は平年よりも多くなる見通しです。
梅雨末期にあたる6月上旬は梅雨前線が活発化し、豪雨、大雨に警戒が必要です。九州南部や四国は平年同様曇りや雨の日が多く、降水量は平年並となります。九州北部から東北にかけては雨の降る日が少なく、雨量は平年並か少なくなる見込みです。
7月は太平洋高気圧の北への張り出しが強まるため、梅雨前線が北上し、本州付近に停滞しやすくなります。
また、太平洋高気圧に沿って暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線の活動が活発化する見通しです。
梅雨明けするまでの期間は雨の降る日が多くなり、九州から東北にかけての雨量は、平年並か多い見込みです。豪雨、大雨の恐れもあるため、河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などへの警戒が必要です。