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昼下がりの空に虹色の帯 福岡や大分で“環水平アーク”が出現

2019/05/15 11:39 ウェザーニュース

大分県中津市より(15日11時15分頃撮影)

朝から晴れて日差しが届いている今日15日(水)の九州では、昼近くなって空の低いところに長くのびる虹色の帯が出現しました。

「環水平アーク」と呼ばれる現象で、空の高いところに広がる氷の粒でできた雲が、太陽光線を屈折されることで現れます。

今日は雲が厚くならず、天気の崩れる心配なし

今夜21時の予想天気図
こうした現象をもたらす薄雲が広がった後、雲が厚くなると天気下り坂に向かうことが多いのですが、今日の日本列島は東の海上から大きく勢力を広げる高気圧圏内となっています。

この高気圧が少なくとも数日は強い勢力を保つため、すぐに天気下り坂に向かうことはなさそうです。

13時頃まで見られるチャンス!

環水平アークは太陽が高い位置にある時に現れやすいため、13時ころまで見られるところがありそうです。

その他にも、いろいろな虹色が出現するかもしれませんので、空を見上げてみてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート by おくさん