季節のズレ?それとも…?
冒頭で、この頃からたけのこが生えてくるとお伝えしましたが、あれ?っと思いませんでしたか。
一般的に食べられているのは、柔らかくてエグみの少ない孟宗竹(もうそうちく)という種類。地域によっても異なりますが、だいたい3月〜4月頃に多く出回ります。
「じゃあ、今の時期にたけのこが生えるっておかしくない?」
確かに、孟宗竹と考えると時期はズレてしまいますね。
では他の種類の竹に注目してみましょう。
灰汁(あく)が少ないと言われる淡竹(はちく)は、5月中旬からが旬となります。また、別名を苦竹という真竹(まだけ)は、5月下旬からが旬となっています。
生え始めるのは旬の少し前ということで、ここで言われているのは真竹だったのではないかという説があります。そう考えるとしっくりきますね。
一般的に食べられているのは、柔らかくてエグみの少ない孟宗竹(もうそうちく)という種類。地域によっても異なりますが、だいたい3月〜4月頃に多く出回ります。
「じゃあ、今の時期にたけのこが生えるっておかしくない?」
確かに、孟宗竹と考えると時期はズレてしまいますね。
では他の種類の竹に注目してみましょう。
灰汁(あく)が少ないと言われる淡竹(はちく)は、5月中旬からが旬となります。また、別名を苦竹という真竹(まだけ)は、5月下旬からが旬となっています。
生え始めるのは旬の少し前ということで、ここで言われているのは真竹だったのではないかという説があります。そう考えるとしっくりきますね。
竹って何者?
小さい子どもに「ねえねえ、竹って木なの?草なの?」と聞かれたら、皆さんはなんて答えますか。
ちょっと面食らってしまうような質問ですが、実はこの問題、専門家の間でも意見がわかれる非常に複雑な問題なんです。
そもそも竹はイネ科の植物です。しかし、お米がなる稲とは似ても似つかないような…。
背丈も草にしてはずいぶん高いですよね。
では、草の要素は感じられないので、木の線でいってみましょう!
と思ったのですが、竹をパカっと割ってみると、ご存知の通り中は空洞。年輪なんてありません。
「えぇ〜じゃあ結局のところどっちなのさ」
竹は姿が似ている笹とともに竹笹類という特別なくくりとされることも。
木でも草でもなく、竹は竹であるということのようです。
ちょっと面食らってしまうような質問ですが、実はこの問題、専門家の間でも意見がわかれる非常に複雑な問題なんです。
そもそも竹はイネ科の植物です。しかし、お米がなる稲とは似ても似つかないような…。
背丈も草にしてはずいぶん高いですよね。
では、草の要素は感じられないので、木の線でいってみましょう!
と思ったのですが、竹をパカっと割ってみると、ご存知の通り中は空洞。年輪なんてありません。
「えぇ〜じゃあ結局のところどっちなのさ」
竹は姿が似ている笹とともに竹笹類という特別なくくりとされることも。
木でも草でもなく、竹は竹であるということのようです。
竹と笹の違い
先程、笹の話題がちらっと出ましたが、そういえば、竹と笹ってよく似ていますよね。
ハッキリ見分けるポイントなどはあるのでしょうか。
【竹と笹の違い】
☆葉脈
竹の葉脈は格子状、笹の葉脈は平行になっています。
☆枝の数
竹は(節目から出ている)枝の数が2本のものが多く、笹は枝の数が3本以上となっています。
☆皮の有無
掘ったばかりのタケノコは、茶色い皮がついていますよね。しかし、その皮は成長とともに剥がれてツルツルになります。
一方、笹も子どもの時は皮がついています。ただ、竹とは違って成長後も剥がれることはなく、節の部分についたままとなっています。
ハッキリ見分けるポイントなどはあるのでしょうか。
【竹と笹の違い】
☆葉脈
竹の葉脈は格子状、笹の葉脈は平行になっています。
☆枝の数
竹は(節目から出ている)枝の数が2本のものが多く、笹は枝の数が3本以上となっています。
☆皮の有無
掘ったばかりのタケノコは、茶色い皮がついていますよね。しかし、その皮は成長とともに剥がれてツルツルになります。
一方、笹も子どもの時は皮がついています。ただ、竹とは違って成長後も剥がれることはなく、節の部分についたままとなっています。
竹も花が咲く?!
「竹って何者?」のところでも紹介したとおり、竹はイネ科。そのため、稲と同じような花を咲かせます。
「え!そうなの?一回も見たことない…」
それもそのはず、孟宗竹は67年に一度、真竹は120年に一度しか花が咲かないと言われているのです。(ただし、例が少なすぎるため、花の周期を断定するのは難しいとのこと。)
生きている内に一度見れるか見れないかの非常にレアな花だったんですね。
カゴを編んだり、ホウキとして活用したり、はたまた竹トンボなどおもちゃとしても楽しめたり、私たちにとっては昔から身近な存在だった竹。
しかし、調べてみると意外に知らないことが多いものです。
次に竹を見かけた時は、ちょっと立ち止まって観察してみてください。新たな発見があるかもしれませんよ。
「え!そうなの?一回も見たことない…」
それもそのはず、孟宗竹は67年に一度、真竹は120年に一度しか花が咲かないと言われているのです。(ただし、例が少なすぎるため、花の周期を断定するのは難しいとのこと。)
生きている内に一度見れるか見れないかの非常にレアな花だったんですね。
カゴを編んだり、ホウキとして活用したり、はたまた竹トンボなどおもちゃとしても楽しめたり、私たちにとっては昔から身近な存在だった竹。
しかし、調べてみると意外に知らないことが多いものです。
次に竹を見かけた時は、ちょっと立ち止まって観察してみてください。新たな発見があるかもしれませんよ。
参考資料など
【参考・参照元】
一般社団法人 日本植物生理学会「竹と笹の違いについて」https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2220
旬の食材百科「タケノコ(筍/たけのこ):出回る旬の時期や種類と産地」https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/takenoko.htm
農林水産省「特集1 竹のおはなし(2)」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1301/spe1_02.html
【写真】ウェザーリポート by まほさん他
一般社団法人 日本植物生理学会「竹と笹の違いについて」https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2220
旬の食材百科「タケノコ(筍/たけのこ):出回る旬の時期や種類と産地」https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/takenoko.htm
農林水産省「特集1 竹のおはなし(2)」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1301/spe1_02.html
【写真】ウェザーリポート by まほさん他