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「朝シャワー」で疲労感が何もしない人の3倍軽減

2019/05/14 00:22 ウェザーニュース

この時期、休日気分が抜けない、なんとなくだるさを感じるといった、いわゆる「五月病」で気分良く起きられない人も多いのではないでしょうか。

そこで、朝からスッキリ目覚めて、元気に1日を過ごすコツを『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』の著者で睡眠コンサルタントの友野なお先生にお聞きしました。

コーヒーよりも頭をスッキリさせる !?

「東京ガス都市生活研究所が発表しているデータでも、朝のシャワー習慣が効果的であることが証明されています」と友野先生は「朝シャワー」を勧めます。

研究所の調査内容は、「何もしない」「コーヒーを飲む」「シャワーを浴びる」という3つのグループに分けて、朝の疲労感を比べたのです。

「その結果、何もしない人よりコーヒーを飲んでいる人は約2倍、シャワーを浴びている人は約3倍も疲労感が和らぎました。なんとシャワーはコーヒー以上に頭をスッキリさせることができるのです。また、朝シャワーを浴びることで、出勤後のやる気が10%も違うことが明らかになっています」(友野先生)

朝シャワーの最適な浴び方は?

では、朝シャワーをどのように活用すれば効果的なのでしょうか。

「ポイントはお湯の温度です。40〜42℃とちょっと熱めのお湯を3〜5分間全身に浴びるのがベスト。体全体が刺激を受けて、自律神経が副交感神経から交感神経に切り替わりやすくなり、活動モードのスイッチが入るのです」(友野先生)

また、シャワーの浴び方を工夫するのも良いそうです。

「手や足など体の末端部分を十分に温めた後に、お腹や胸など体の中心に向かってお湯をかけていくのが最適です。血液やリンパの流れが促進され、体も心も脳もシャキッとなります」(友野先生)

だるくて起きられない時こそ、5分だけ早起きして朝シャワーを浴びてみましょう。心身ともに元気になるはずです。

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