4月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より高い値で基準値との差は+0.7℃、エルニーニョ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の2月の値が+0.8℃となり、6 か月連続して+0.5℃ 以上。エルニーニョ現象が継続しています。
今後の発生確率は7月が70%、8月が60%で前回に比べるとわずかに低下したものの、夏にかけて継続する可能性が高くなっています。
エルニーニョ現象が続くことで、今年の夏は太平洋高気圧の張り出しが平年に比べると弱まると見られ、去年のような猛暑になる可能性は低いと考えられます。日本付近には湿った空気が流れ込みやすく、局地的な大雨になるなど、安定した夏空が続きにくくなりそうです。
エルニーニョ現象が続くことで、今年の夏は太平洋高気圧の張り出しが平年に比べると弱まると見られ、去年のような猛暑になる可能性は低いと考えられます。日本付近には湿った空気が流れ込みやすく、局地的な大雨になるなど、安定した夏空が続きにくくなりそうです。
エルニーニョ現象とは?
中立の状態(エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない)と比べ、東風(貿易風)が弱まることで「エルニーニョ現象」が発生します。
エルニーニョ現象 発生時の特徴
・東風が平常時よりも弱い
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る
参考資料など
気象庁HPより