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みずがめ座η流星群 5日(日)〜8日(水)の未明以降が観測チャンス

2019/05/04 14:23 ウェザーニュース

現在、活動期に入っているみずがめ座η(エータ)流星群。

活動のピーク(極大)は日本時間5月6日の23時頃と予想されていますが、この流星群は活動が活発な期間が長いのが特徴で、極大の前後数日間はピーク時と同じくらいの流れ星を期待できます。

みずがめ座η流星群の放射点は昇ってくるのが遅いため、観測は未明〜夜明け前までの短時間に限られますが、5日や8日も観測チャンスとなるため、当日の天気やご都合に合わせて観測するようにしましょう。

5日(日)〜8日(水)、未明頃の天気は?

5日(日)は、西日本は雲が広がりやすい一方、東日本や北日本は高気圧圏内で観測のチャンス大。

6日(月)は、低気圧や前線の影響で東北〜東日本は雲が広がりやすく、観測には厳しい条件。北海道は早い時間ほどチャンスがあります。

7日(火)も東北や東日本は雲に覆われ、北海道も雲が広がります。一方、西日本は回復傾向で日本海側を中心に夜空が見られそうです。

8日(水)になると、高気圧が西・東日本を覆ってくるため、十分に観測のチャンスあり。

今の時期は、昼間晴れると暑いくらいの気温になりますが、夜になると気温が下がります。連休明け早々体調を崩さないよう、羽織る物を持ってお出かけください。

>>あなたのエリアの天気は?

1時間に10〜15個程度の流星が期待出来る

★活動期間  4月19日(金)〜5月28日(火)
★ピーク予想 5月6日(月) 23時頃
★母天体   ハレー彗星

街明かりの影響が少なく視界が開けた観測条件がいい場所で観測すると、ピーク時に期待出来る流星数は1時間に10〜15個程度となりそうです。

みずがめ座η流星群に属する流れ星の速度は約66km/sと流星群の中でも早く、比較的痕が残りやすい流れ星と言われています。

また、流星群の流れ星は、放射点(※)があるみずがめ座の周辺のみに出現するわけではなく、放射点を中心に四方八方に流れるため、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。

今年は月明かりの影響がなく観測の条件はいいので、出来るだけ空全体を広くみるようにしましょう。


※流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点で、流星群に属する流れ星はこの点を中心に放射状に流れます。