55%が「家でゆっくり」
ウェザーニュースが会員を対象に、「10連休の1番の楽しみは?」とアンケートをとったところ、次のような結果になりました(4月13日〜14日実施、8565人回答)。
「家でゆっくり」という人が55%にのぼったのは意外でしたが、家でゆっくり過ごす人も、旅行をする人も、その過ごし方によっては「10連休ボケ」の恐れがあります。
重症の五月病が増える?
「毎年ゴールデンウィーク(GW)明けに心身の不調で会社や学校に行けなくなる五月病が問題になりますが、今年は10連休と長いことから重症の五月病が増えるのではないかと危惧しています」と言うのは、ウェザーニュース気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の佐藤純先生です。
五月病は新年度で生活環境が大きく変化する中、新しい生活や環境に適応できないまま、GW中に疲れが一気に噴き出すことで起こります。それがこの連休中におこるかもしれないのです。
五月病は新年度で生活環境が大きく変化する中、新しい生活や環境に適応できないまま、GW中に疲れが一気に噴き出すことで起こります。それがこの連休中におこるかもしれないのです。
長期旅行は疲れを蓄積させる
10連休に旅行をする人も多いでしょう。しかし、長期旅行は旅行後に体調を崩しやすいものです。
「リゾート地でのんびりと時間を過ごすならよいのですが、10連休を目いっぱい使って観光地をあちこち巡ったりするといつも以上に動き回ることになり、疲れが溜まります。まして海外旅行は時差もあるため帰国後にどっと反動が出て社会復帰するのがつらくなります」(佐藤先生)
旅行をするなら日程に余裕をもって途中に休養日を設けたり、連休明けの2~3日前までに旅行を切り上げるとよいそうです。
「リゾート地でのんびりと時間を過ごすならよいのですが、10連休を目いっぱい使って観光地をあちこち巡ったりするといつも以上に動き回ることになり、疲れが溜まります。まして海外旅行は時差もあるため帰国後にどっと反動が出て社会復帰するのがつらくなります」(佐藤先生)
旅行をするなら日程に余裕をもって途中に休養日を設けたり、連休明けの2~3日前までに旅行を切り上げるとよいそうです。
ゲーム三昧などで生活が乱れがち
行楽地はどこも混んでいるので10連休の大半を自宅で過ごす人が多いでしょうが、油断をすると日頃の生活リズムを崩す恐れがあります。
「10日も休めるとなると、ふだんは我慢していたゲームを一日中続けたり、夜遅くまでビデオを観たりして夜型の生活になり、そのまま連休明けを迎えたりします。いつもとそれほど大きく生活のリズムを変えないことが10連休ボケを防止するポイントになります」(佐藤先生)
「10日も休めるとなると、ふだんは我慢していたゲームを一日中続けたり、夜遅くまでビデオを観たりして夜型の生活になり、そのまま連休明けを迎えたりします。いつもとそれほど大きく生活のリズムを変えないことが10連休ボケを防止するポイントになります」(佐藤先生)
目標を立てて10連休を過ごす
「せっかくの10連休なのに、何もせずに終わってしまった」と後悔したくないものです。旅行をしたり大型家電を購入するなどのイベントもよいのですが、10連休はふだんできないことをやるまたとない機会です。
「たとえば、買っておいたけど時間がなくて読めなかった本を読む、家の模様替えをして気分を一新する、日頃は妻に任せていた料理をしてみる、これまで着たことがない服やアクセサリーを身に着けてイメージチェンジをはかるなど、連休前に目標を立てて実践してはどうでしょうか」(佐藤先生)
連休中に元号が「平成」から「令和」に切り替わります。時代の変わり目に成し遂げたことは一生の思い出になり、同時に連休ボケ防止にもなるはずです。
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「たとえば、買っておいたけど時間がなくて読めなかった本を読む、家の模様替えをして気分を一新する、日頃は妻に任せていた料理をしてみる、これまで着たことがない服やアクセサリーを身に着けてイメージチェンジをはかるなど、連休前に目標を立てて実践してはどうでしょうか」(佐藤先生)
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