JAFが行ったユーザーテスト
昨年4月、JAF(日本自動車連盟)は車の窓ガラスの種類によって車内の紫外線強度がどの程度違うのかユーザーテストを行いました。比較したのは次の4タイプです。
・オープンカー(2016年式 マツダ ロードスター)
・クリアガラス(2006年式 ダイハツ エッセ)
・UVカットグラス(2017年式 日産 キューブ)
・スーパーUVカットガラス(2018年式 トヨタ アルファード)
各車のフロントガラス、前席ガラス、後席ガラス、リアガラスの紫外線強度をUV計測器で測定しました。
・オープンカー(2016年式 マツダ ロードスター)
・クリアガラス(2006年式 ダイハツ エッセ)
・UVカットグラス(2017年式 日産 キューブ)
・スーパーUVカットガラス(2018年式 トヨタ アルファード)
各車のフロントガラス、前席ガラス、後席ガラス、リアガラスの紫外線強度をUV計測器で測定しました。
紫外線カットガラスは3タイプ
フロントガラスは、オープンカー以外すべて数値が1桁以下でした。これは、約30前に紫外線をカットする機能のフィルムを挟んだ合わせガラスが義務化されたからです。それ以外のガラスではUVカット機能の能力で差が出ました。
「クリアガラス」の前席やリアガラスは1000μW/cm2(マイクロワット・パー・平方センチメートル)を超えました。「UVカットガラス」は275μW/cm2以下でした。そして紫外線強度が一番低かったのが紫外線を99%カットする「スーパーUVカットガラス」で、4ヵ所すべてで1μW/cm2以下でした。紫外線カットガラスは3タイプあり、その能力に大きな差があるのです。
ちなみに紫外線の単位「μW/cm2」では、2000μW/cm2で1時間以内に、1000μW/cm2で2時間以内に皮膚にダメージを与える目安になります。
「クリアガラス」の前席やリアガラスは1000μW/cm2(マイクロワット・パー・平方センチメートル)を超えました。「UVカットガラス」は275μW/cm2以下でした。そして紫外線強度が一番低かったのが紫外線を99%カットする「スーパーUVカットガラス」で、4ヵ所すべてで1μW/cm2以下でした。紫外線カットガラスは3タイプあり、その能力に大きな差があるのです。
ちなみに紫外線の単位「μW/cm2」では、2000μW/cm2で1時間以内に、1000μW/cm2で2時間以内に皮膚にダメージを与える目安になります。
紫外線対策グッズの効果は?
「スーパーUVカットガラス」なら安心ですが、紫外線カットが不十分なら紫外線対策グッズを使うといいでしょう。JAFはそれらの効果も検証しています。
「サンシェード」を使うと570μW/cm2が91.5μW/cm2(16%)に、UVカットフィルムを使うと771μW/cm2が24.3μW/cm2(3%)に、UVカット液剤を使うと720μW/cm2が339μW/cm2(47%)に低下しました。紫外線が強くなる季節です。大切な家族のためにも紫外線対策を十分に行い、連休中のドライブを楽しんでください。
なお、「スモークフィルム」を紫外線対策で使う人がいますが、フロントガラスと運転席・助手席の側面ガラスは可視光線の透過率が70%以上ないと違反になります。透過率はガラスとフィルムを合わせた数値なので、色の薄いスモークフィルムでも注意が必要です。
「サンシェード」を使うと570μW/cm2が91.5μW/cm2(16%)に、UVカットフィルムを使うと771μW/cm2が24.3μW/cm2(3%)に、UVカット液剤を使うと720μW/cm2が339μW/cm2(47%)に低下しました。紫外線が強くなる季節です。大切な家族のためにも紫外線対策を十分に行い、連休中のドライブを楽しんでください。
なお、「スモークフィルム」を紫外線対策で使う人がいますが、フロントガラスと運転席・助手席の側面ガラスは可視光線の透過率が70%以上ないと違反になります。透過率はガラスとフィルムを合わせた数値なので、色の薄いスモークフィルムでも注意が必要です。