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【桜開花予想2019】青森・弘前公園はGW初日に満開へ 来週には北海道でも開花予想

ウェザーニュース 第十回桜開花予想

2019/04/16 12:05 ウェザーニュース

弘前公園の様子(2017年)

いよいよ、北日本でお花見シーズンが到来。この後はどうなるのか、ウェザーニュースでは2019年「第十回桜開花予想」で詳しく解説します。

この開花予想は、「全国つぼみ調査」の435通の報告、「さくらプロジェクト」の参加者から届く報告、今後の気象予測をもとに算出しています。お花見旅行などの計画にお役立てください。

■開花予想のポイント ■

・開花前線は来週、北海道へ上陸!
・春の陽気がつぼみの生長を後押し
・北陸は早めのお花見がおすすめ

開花前線は来週、北海道へ上陸!

北日本の主な名所の桜開花予想
16日(火)に秋田でも桜の開花が発表され、開花前線は東北北部に到達しました。

先週の寒の戻りでつぼみの生長は一時的にペースダウンしたものの、その後の暖かさで生長が進みました。北日本の桜は例年並〜やや遅い開花となる予想です。

今後は天気が周期変化し、寒暖差が大きくなります。寒くなる日はつぼみの生長が足踏みしますが、気温がグッと上がり春の暖かさとなる日は生長が加速します。期間を通してみると5月にかけての気温は平年並となる予想で、つぼみの生長は加速と減速を繰り返しながら順調に進んでいくとみています。

北上展勝地(岩手県)は18日、弘前公園(青森県)は21日に開花を迎える予想です。その後、開花から一週間ほどで満開の桜を楽しめそうです。 五稜郭公園(函館市)は27日に開花を迎えた後、5月1日に満開となる予想で、GW中頃から見頃の桜の下でお花見ができそうです。その後、5月中旬にかけて道北や道東へ開花エリアが広がり、令和の始まりを祝福するように花が開いていきます。

春の陽気がつぼみの生長を後押し

4月11日〜13日に実施した全国435本の桜(うちソメイヨシノ194本)の「全国つぼみ調査」の結果、つぼみの生長は緩やかに進んでいることがわかりました。


先週、北海道や東北北部では寒気の影響で冬に戻ったかのような寒さとなり、雪や冷たい雨が降って、雪が積もったところもありました。この寒さのため、つぼみの生長が足踏みしたとみています。

ただ、先週後半は気温が上がって、札幌市や青森市では15℃を超えた日もあり、春の陽気がつぼみの生長を後押ししました。東北北部では「先がピンクに」以上の報告が急増し、その中でも「花びらが見えた」と開花を目前に控えたつぼみの報告も届き始めています。北海道でも「先が黄色に」以上の報告が増えました。寒さに負けず、つぼみの生長は着実に進んでいるようです。

北陸は早めのお花見がおすすめ

今週は天気が周期変化しますが、晴れる日が多い見込みです。気温が上がって20℃を超える日もあり、お花見日和となりそうです。

満開を迎えたばかりの新潟県立鳥屋野潟公園(新潟県・13日満開)や高遠城址公園(長野県・15日満開)、これから満開を迎える予想の霞城公園(山形県・18日満開予想)ではポカポカとした春の陽気でお花見を楽しめそうです。

ただ、週後半は低気圧や前線の影響で雨が降り、雨具の出番となります。すでに満開や桜吹雪となっているところでは桜流しの雨となり、見頃期間が短くなってしまう可能性があるため、早めのお花見がおすすめです。