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【桜開花予想2019】花冷え後、週末は絶好のお花見日和 開花前線はいよいよ東北へ

ウェザーニュース 第八回桜開花予想

2019/04/02 12:13 ウェザーニュース

現在、開花前線は北陸〜関東北部に達し、九州や関東南部などでは見頃シーズンを迎えています。週中頃は花冷えとなりますが、週末はポカポカ陽気で絶好のお花見日和。この後、北日本の開花はどうなるのか、ウェザーニュースでは2019年「第八回桜開花予想」で詳しく解説します。

この開花予想は、「全国つぼみ調査」の1,848通の報告、「さくらプロジェクト」の参加者から届く報告、今後の気象予測をもとに算出しています。お花見旅行などの計画にお役立てください。

■開花予想のポイント ■

・開花前線はいよいよ東北南部へ
・北陸の桜のつぼみは昨年よりやや早め
・西・東日本はお花見ウィーク

北日本は例年並の開花、開花前線はいよいよ東北南部へ

全国の主な名所の桜開花予想
桜の開花前線はいよいよ新潟県や長野県、東北南部に進もうとしています。開花を目前に控えた地域では、今週も天気が周期変化するのにあわせて、気温がアップダウンします。晴れた日には春本番の暖かさとなり、つぼみの生長が加速して例年並の開花となる所が多い予想です。

ただ、新潟県では週中頃に2月下旬〜3月上旬並の寒さとなるため、生長が足踏みし、例年よりやや遅い開花になるとみています。

4月は天気が周期変化し、寒暖差が大きくなります。ただ、期間全体を通してみると、気温は平年より高い予想のため、開花までまだ日がある東北北部や北海道ではつぼみが順調に生長し、例年並の開花を迎える見込みです。東北南部では週末以降、東北北部は4月中旬〜下旬に開花し、弘前公園(青森県)は4月20日に開花する予想です。開花前線は順調に北上し、北海道の道南(五稜郭公園)では、4月26日に開花を迎えた後、GW中頃から満開の桜を楽しめそうです。

北陸の桜のつぼみは昨年よりやや早め

現在のつぼみの生長は、昨年より遅いペースで進んでいることがわかりました。

例年と比較するとほぼ同じですが、北陸では開花を目前に控えた「先がピンクに」のつぼみの割合が例年よりも多く、富山県など一部では昨年よりやや早いペースで生長しています。地域によって生長速度にバラつきがでているようです。

ここ一週間、北陸や北日本では天気が周期変化し、雪の降る寒さとなりましたが、晴れて春の暖かさとなった日もあり、つぼみの生長は加速と減速を繰り返していたと考えられます。北陸や甲信、東北南部では、もうすぐ開花を迎えそうなつぼみが現れました。北海道でも「先が黄色に」なったつぼみが現れ始め、本格的に生長期へと入りそうです。

西・東日本はお花見ウィーク!

26日(火)12時時点
今週、西・東日本は晴れる日が多くなりますが、週中頃は寒気の影響で気温が下がり、関東では3月上旬〜中旬並の気温となる予想です。

このため、夜桜見物だけでなく、昼間のお花見も寒さへの準備をしておくことをおすすめします。

一方、週末はポカポカ陽気となり、絶好のお花見日和となります。舞鶴公園(福岡県・3月30日満開)や上野恩賜公園(東京都・3月28日満開)など、すでに満開を迎えた所では桜吹雪を楽しむことができそうです。

週末は見頃終盤となる桜もあるため、平成最後に美しく咲く桜を見逃さないよう、早めのお花見がおすすめです。