国内:日向灘で相次ぐ地震 動向に注目
27日(水)9時11分頃、日向灘を震源とするM5.4の地震が発生し、宮崎市や延岡市、佐伯市、熊本市などで震度3を観測しました。さらに同日15時38分頃にもほぼ同じ震源でM5.4が発生。延岡市で最大震度の4を観測、そのほか、宮崎市や日向市、大分市、熊本市、宿毛市、西予市など広い範囲で震度3を観測しています。27日(水)はほかにも数回の体に感じる地震がありましたが、28日(木)以降は活動が落ち着きました。
日向灘を震源とするM5以上の地震は前回が2017年、その前が2015年と最近は1~2年に1度の頻度で発生しています。さらに遡ると1996年10月19日にM6.9、12月3日にM6.7とM6以上が立て続けに発生。1984年にはM7.1、1968年にM7.5など度々大きな地震に見舞われているエリアです。
政府の地震調査推進本部は日向灘のプレート間地震の30年以内に発生する確率を10%程度、規模はM7.6前後と見積もっています。また、日向灘単独ではなく、南海トラフの活動と連動するおそれもあり、要警戒エリアのひとつと言えます。
日向灘を震源とするM5以上の地震は前回が2017年、その前が2015年と最近は1~2年に1度の頻度で発生しています。さらに遡ると1996年10月19日にM6.9、12月3日にM6.7とM6以上が立て続けに発生。1984年にはM7.1、1968年にM7.5など度々大きな地震に見舞われているエリアです。
政府の地震調査推進本部は日向灘のプレート間地震の30年以内に発生する確率を10%程度、規模はM7.6前後と見積もっています。また、日向灘単独ではなく、南海トラフの活動と連動するおそれもあり、要警戒エリアのひとつと言えます。
海外:カムチャッカ半島の沖でM6.2
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は3回発生しています。
最も規模が大きかったのは29日(金)7時06分頃、カムチャッカ半島の沖合でM6.2の地震。震源が9kmと浅かったものの、地震の規模がそれほど大きくなかったため、津波の発生はありませんでした。
カムチャッカ半島の沖合は北アメリカプレートに太平洋プレートが潜り込んでおり、巨大地震の発生が懸念されている千島海溝の北端にあたります。今回のようなM6クラスの地震は珍しくなく、M7~M8の大きな地震も多数発生している領域です。震源が浅い場合は津波を及ぼすおそれもあります。
最も規模が大きかったのは29日(金)7時06分頃、カムチャッカ半島の沖合でM6.2の地震。震源が9kmと浅かったものの、地震の規模がそれほど大きくなかったため、津波の発生はありませんでした。
カムチャッカ半島の沖合は北アメリカプレートに太平洋プレートが潜り込んでおり、巨大地震の発生が懸念されている千島海溝の北端にあたります。今回のようなM6クラスの地震は珍しくなく、M7~M8の大きな地震も多数発生している領域です。震源が浅い場合は津波を及ぼすおそれもあります。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。