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天気別にわかる 桜の写真の撮り方

2019/03/30 08:25 ウェザーニュース

春に大きな印象を残す桜ですが、実は見頃はそれほど長くなく、一度の週末で終わってしまうなんてことも。

一期一会の風景、できるならキレイな写真に収めたいですよね。

【晴れ】青空に際立つ桜色

春らしく柔らかい桜色と青空というシンプルな構成で、コントラストを活かした写真を撮ってみましょう。

メインの桜以外はぼかしつつ、またメインの桜の背景には青空が来るように(ほかの桜が重ならないように)すると、より主役が際立ちますよ。

【晴れ】光を活かすなら取捨選択を

光を有効活用するため、あえて逆光で印象的な写真にする手もあります。

ただし、桜と青空と両方を残すことは難しい(できても印象が弱くなる)ので、取捨選択が肝心です。

桜を見せるなら「青空は白飛びしてもいい」と覚悟を持って、青空を活かすなら「桜はむしろシルエットで」と割り切って、撮影してみてください。

【曇り】光が安定もドンヨリ注意

曇りの日は、日向/日陰のように光量の差が少なく、安定的に撮影できます。

しかし、空が灰色では桜までドンヨリ見えるし、思った以上に暗い写真になりやすいもの。

曇り空を画角に入れても楽しくないので、なるべく桜に寄って、露出をプラス補正すると、暗い印象になりにくいです。

【雨】誰よりも早くゲットしよう

雨の日、足元に散らばる桜は、あまりキレイじゃない印象がありますね。

でも、手付かず(足付かず?)の状態だと、雨水の反射効果もあって、実は意外とキレイなんです。

誰かが踏んでしまってからでは遅いので、誰よりも早く撮影に行きましょう。

【雨】雫を捕まえられるか

雨の日の楽しみのひとつといえば雫。儚い桜をさらに儚げに演出してくれますね。

雫を撮るならマクロレンズ必須です。

雫に桜を写し込むなど、より小さな世界に入っていくと、普段とは違う桜を見つけられるかもしれません。

【風】動きを表現するには

ハラハラと舞い散る桜は、写真ではなかなか表現しづらいもの。普通に撮ると桜吹雪はあまり写らず、ただの風景写真になってしまいがちですよね。

そこで力を発揮するのがストロボ(フラッシュ)です。ストロボを焚くことで花びらに光が反射し、しっかりと写真に現れるようになりますよ。

また、せっかく動いてるものを撮るので、少しくらいは花びらがブレたほうが、臨場感があるかも。ただし、画面全体が動くと(ブレると)花びらの印象が弱まってしまうので、なるべく三脚などでカメラを固定しての撮影がおすすめです。

ともあれ、見頃を逃さないことが重要

スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」に桜の超細密な開花予測モデルが新登場!
雨雲レーダータブで「桜」を選択すると、桜の「開花・見頃・桜吹雪」が一ヶ月先まで分かるようになりました。

この機能を駆使して、タイミングを逃さず撮影しましょう!