定期購読・・・かなりの量に
毎日配達される新聞を資源物回収日まで溜めておくと、かなりの量になります。資源ゴミ以外にもっと活用できないのでしょうか?
おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者 尾崎真さんに、家庭での新聞紙の有効活用について取材しました。春になって新生活を始める人も必読の「新聞紙活用法」を紹介します。
おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者 尾崎真さんに、家庭での新聞紙の有効活用について取材しました。春になって新生活を始める人も必読の「新聞紙活用法」を紹介します。
(1)新聞紙で窓ガラスや鏡がピカピカ!
「新聞紙には、インクの油によるツヤ出し効果や湿気を吸い取る吸湿効果があり、この2つの特性は、家でのお掃除に大いに活用できます」と尾崎さんは話します。
まずは窓ガラスをきれいにする方法を教えてくれました。
新聞紙1枚分を丸めてぐちゃぐちゃにしソフトボールくらいの大きさにします。次に軽く濡らして湿らせてからガラス全体を拭いていきます。その後、乾いた新聞紙で乾(から)拭きをすると、ガラス面はピカピカになります。
「インクの油分が油汚れを落とし、ツヤを出してくれるのです。拭きムラが出にくいのもメリットです。新聞紙なら、カラー面でもモノクロ面でもかまいません。汚れが激しい外側から拭き始め、次いで内側を拭きましょう。ちなみにガラス拭きは、晴れた日より曇りの日のほうが、窓の汚れが見えやすく、湿度によって汚れが落ちやすくなります」(尾崎さん)
洗面所の鏡も、窓と同様の方法で行えば、とてもきれいになります。
また網戸の掃除は、網戸の外側に新聞紙をセロハンテープなどで貼ってから、内側から掃除機で網目のホコリを吸い取るのが効果的だと言います。
まずは窓ガラスをきれいにする方法を教えてくれました。
新聞紙1枚分を丸めてぐちゃぐちゃにしソフトボールくらいの大きさにします。次に軽く濡らして湿らせてからガラス全体を拭いていきます。その後、乾いた新聞紙で乾(から)拭きをすると、ガラス面はピカピカになります。
「インクの油分が油汚れを落とし、ツヤを出してくれるのです。拭きムラが出にくいのもメリットです。新聞紙なら、カラー面でもモノクロ面でもかまいません。汚れが激しい外側から拭き始め、次いで内側を拭きましょう。ちなみにガラス拭きは、晴れた日より曇りの日のほうが、窓の汚れが見えやすく、湿度によって汚れが落ちやすくなります」(尾崎さん)
洗面所の鏡も、窓と同様の方法で行えば、とてもきれいになります。
また網戸の掃除は、網戸の外側に新聞紙をセロハンテープなどで貼ってから、内側から掃除機で網目のホコリを吸い取るのが効果的だと言います。
(2)下駄箱では吸湿性、消臭効果を役立てる
「下駄箱の中は湿気が溜まりやすいので、カビが発生しやすくなり嫌な臭いがこもります。そこで、新聞紙の特性の一つである吸湿性を役立てましょう」と尾崎さんはアドバイスします。
下駄箱の棚板に新聞紙を数枚重ねて敷いておけば、除湿や消臭の効果もあり、泥や砂が落ちても、一枚ずつ外せばきれいに元通り。
また、雨の日に履いた靴を乾かすには、丸めた新聞紙を中に入れておきましょう。「ただし、入れっぱなしにしておくと、新聞紙のインクが靴の内側に付いてしまったり、カビ発生の要因になりますので、次の日には靴から取り出してください」(尾崎さん)
下駄箱の棚板に新聞紙を数枚重ねて敷いておけば、除湿や消臭の効果もあり、泥や砂が落ちても、一枚ずつ外せばきれいに元通り。
また、雨の日に履いた靴を乾かすには、丸めた新聞紙を中に入れておきましょう。「ただし、入れっぱなしにしておくと、新聞紙のインクが靴の内側に付いてしまったり、カビ発生の要因になりますので、次の日には靴から取り出してください」(尾崎さん)
(3)玄関の掃除にも活躍
新聞紙は玄関の掃除に用いても有効です。濡らした新聞紙をちぎって玄関のたたきにまけば、砂、泥、ほこりなどの汚れを吸い取ってくれて、ほうきで掃いてもほこりをたてずに掃除ができます。仕上げには、丸めて水に浸した新聞紙を雑巾代わりに使えます。
(4)生ごみの匂い対策
キッチンでも新聞紙の活用法は数多くあります。
シンクにはよく三角コーナーが用いられますが、「実は雑菌が繁殖しやすい場所になってしまいがち」と尾崎さんは指摘します。
「毎日丁寧に洗って使えば問題ありませんが、掃除の専門家としては、衛生上の観点から三角コーナーは使いません。生ごみは濡らす前に捨てると臭いを抑えることができるので、じゃがいもやニンジン等は新聞紙の上で皮をむき、皮はそのまま包んで捨ててしまいましょう。
生ごみは水分が多いとカビやバクテリアを生む原因になります。生ごみが出たら、できるだけ水をきって捨てるのがポイントです。新聞紙かキッチンペーパーに包んで水気を吸い取り、そのつど捨てるようにすれば、シンクのぬめりもなくなります」
シンクにはよく三角コーナーが用いられますが、「実は雑菌が繁殖しやすい場所になってしまいがち」と尾崎さんは指摘します。
「毎日丁寧に洗って使えば問題ありませんが、掃除の専門家としては、衛生上の観点から三角コーナーは使いません。生ごみは濡らす前に捨てると臭いを抑えることができるので、じゃがいもやニンジン等は新聞紙の上で皮をむき、皮はそのまま包んで捨ててしまいましょう。
生ごみは水分が多いとカビやバクテリアを生む原因になります。生ごみが出たら、できるだけ水をきって捨てるのがポイントです。新聞紙かキッチンペーパーに包んで水気を吸い取り、そのつど捨てるようにすれば、シンクのぬめりもなくなります」
(5)環境にやさしい食器洗いの一助にも
キッチンでは、新聞紙を揚げ物の油切りや廃油捨てに利用している人もいることでしょう。
尾崎さんのオススメ活用法は、新聞紙を使ったエコロジカルな食器洗いです。
「スパゲッティーやカレーなどベトベトした油汚れが付いている食器の場合、ます新聞紙でさっとぬぐうと、約90%の油は落ちてしまうのです。新聞紙で汚れを取ってから水洗いすれば、洗剤や水の節約にもなり、排水口が詰まるのも防げます。油汚れを吸い取った新聞紙は臭いが気になりますが、ビニール袋で密封してダストボックスに捨てると、拡散せずに済みます」
ふだんは積まれたままで資源ゴミ予定の新聞紙ですが、実は使い方次第でいろいろ活躍します。ご家庭でぜひ役立ててください。
尾崎さんのオススメ活用法は、新聞紙を使ったエコロジカルな食器洗いです。
「スパゲッティーやカレーなどベトベトした油汚れが付いている食器の場合、ます新聞紙でさっとぬぐうと、約90%の油は落ちてしまうのです。新聞紙で汚れを取ってから水洗いすれば、洗剤や水の節約にもなり、排水口が詰まるのも防げます。油汚れを吸い取った新聞紙は臭いが気になりますが、ビニール袋で密封してダストボックスに捨てると、拡散せずに済みます」
ふだんは積まれたままで資源ゴミ予定の新聞紙ですが、実は使い方次第でいろいろ活躍します。ご家庭でぜひ役立ててください。
参考資料など
取材協力:おそうじ本舗・技術アドバイザー・尾崎真氏