噴煙が上空10000mほどまで到達
その様子が一変したのは昼の11時52分頃。轟音とともに上空10000mほどまで噴煙が上がり、同時に火山礫、火山岩塊と呼ばれる石や岩を高く吹き上げました。多くの登山客で賑わっていた火口付近にこうした石や岩が降り注いで、多くの犠牲者を出しました。御嶽山の噴火は2007年以来7年ぶりで、規模としては1979年の噴火と同様の規模です。
噴火が起きる少し前、9月10日頃から剣ヶ峰山頂付近で火山性地震が増加。気象庁は翌11日に解説情報として御嶽山の地震活動の状況を発表しています。その後は地震活動は小康状態となり、噴火警戒レベルは1のままでしたが、噴火直前の11時41分頃から火山性微動が観測され、噴火に至りました。
火山が噴火する際には色々な前兆が現れることが大半ですが、それを元に「いつ」「どのくらい」の噴火をするか見通すことはまだ難しい状況です。火山の恵みを享受しつつも、「噴火したらどうなるか?」という点は念頭に入れる必要がありそうです。
火山が噴火する際には色々な前兆が現れることが大半ですが、それを元に「いつ」「どのくらい」の噴火をするか見通すことはまだ難しい状況です。火山の恵みを享受しつつも、「噴火したらどうなるか?」という点は念頭に入れる必要がありそうです。
2019年4月30日で「平成」が終わります。ウェザーニュースでは、平成30年間に起こった気象や災害などを、過去の資料などをもとに連日振り返っていきます。
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