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男性の5人に1人は知らない… 春の甘く強い香りの正体は「ジンチョウゲ」

2019/03/06 12:45 ウェザーニュース

東北南部より南のエリアを中心に、春になると花の甘い香りが強く漂う時期があると思います。
この香りの正体をご存知ですか?
実は、春に咲く花「ジンチョウゲ(沈丁花)」なんです。外側が桃色、内側が白い花で、丸くこんもりした姿が印象的ですね。

秋にキンモクセイ(金木犀)の花の強い香りを感じる方が多いと思いますが、同様に春はジンチョウゲ(沈丁花)、夏はクチナシ(梔子)が三大香木として古くから親しまれてきました。

このジンチョウゲですが、一部で例年より早く咲き始めているエリアがあったため、ウェザーニュースでは、2019年2月27日〜28日にジンチョウゲに関する調査を実施。「咲いていない、咲いている、近くにない、そもそも知らない」の4択で回答していただきました。

西日本から香り始める

7750人の回答を集計したところ、やはりジンチョウゲは2月28日の時点ですでに咲いて香りが漂い始めているようです。西日本では咲いている花が増えており、関東や東海など東日本太平洋側でも少しずつ咲き始めた花が出てきているようです。

"知らない"割合、男性は女性の約5倍

この調査からは、全国14%が"知らない”と回答しています。男女別に見てみると、”知らない”女性はわずか4%なのに対し、男性は19%とおよそ女性の5倍であることが分かりました。

北海道など寒い地域ほど露地物としては生息してないとされているため当然としても、キンモクセイ以上に香りが強い花ともいわれるジンチョウゲですが、意外とご存じない方も多いようです。

また、"咲いていない"割合も、男性の方が多く、女性の方が少ないという結果となりました。女性の方がわずかな花の香りでも気づくことができるのかもしれませんね。
もし、甘く強い香りを感じたら、今年は少し目線を下に下げて、桃色で丸くこんもりと咲く姿を探してみるのはいかがでしょうか。意外と身近に咲いているかもしれませんよ^^