(1)インナーマスクで花粉を99%以上カット
「どんなタイプのマスクでも99%以上の花粉を除去できる」と環境省が呼びかけるインナーマスク。ガーゼとコットンを市販のマスクの内側に足すだけで簡単に手作りできます。用意するのは縦横10cm程度のガーゼ2枚と化粧用コットン1枚のみ。
市販のマスクの上に、4つ折りしたガーゼ、もう1枚のガーゼでくるんだコットンを順に置き、そのコットンが鼻の下に当たるようにマスクを装着すれば完成です。なお、一度使ったコットンやガーゼは使い捨ててください。
(2)ワセリンで少しでも花粉を防御
ワセリンを目や鼻の周辺に塗るという手もあります。花粉はダイレクトに鼻や目に飛び込むだけでなく、鼻や目の周囲にワンバウンドし、一旦付着した後に吸引されることがありますが、これを、ベタベタするワセリンでトラップし、体内に入らないようにするという理論です。イギリスの国営医療サービス事業(National Health Service, NHS)のサイトでも、花粉症を和らげる対策の1つとして紹介されています。
この時、ワセリンは必ず純度の高いもの(白色ワセリンなど)を選び、1度塗ったワセリンは、ティッシュでこまめに拭きとり、新しく塗り直すようにしましょう。また、まれにかぶれなどの副作用が出る可能性もあるので、違和感があったら中止してください。
この時、ワセリンは必ず純度の高いもの(白色ワセリンなど)を選び、1度塗ったワセリンは、ティッシュでこまめに拭きとり、新しく塗り直すようにしましょう。また、まれにかぶれなどの副作用が出る可能性もあるので、違和感があったら中止してください。
(3)コンタクトレンズの使用は避ける
コンタクトレンズ(特にソフトコンタクトレンズ)は花粉が吸着しやすいので、大量飛散が予想されている日は使わずにメガネで対応するのが良いでしょう。どうしても避けられない場合は、1日使い捨てタイプにして、用が済んだらすぐに外すことをオススメします。
(4)外出時はツルツル素材で
花粉は衣服に付着して家の中に持ち込まれます。実験によると外出時ウールセーター1枚に付着する花粉は、1時間窓を開けっ放しにして侵入する花粉の6倍以上。そのためが外出時は花粉がつかない服選びが大切です。
花粉の付着量は「衣類の素材、織り方」や「静電気」によって変わりますが、綿などツルツルした素材を着用すれば、凸凹があるウールなどに比べ花粉付着量を約1/10に抑えることができます。外出前に衣類全体に静電気防止スプレーを使用するのも花粉の付着を抑えるのに有効です。
花粉の付着量は「衣類の素材、織り方」や「静電気」によって変わりますが、綿などツルツルした素材を着用すれば、凸凹があるウールなどに比べ花粉付着量を約1/10に抑えることができます。外出前に衣類全体に静電気防止スプレーを使用するのも花粉の付着を抑えるのに有効です。
(5)帰宅時に花粉を持ち込まない
家に入る前に服についた花粉を払い落とすことも大切です。コートやスラックスの裾、髪や帽子、マフラー、見落としがちなフードの中まで念入りに花粉を落としましょう。100円ショップで買える衣類用粘着ローラーの使用も効果的です。
男性は「ふくらはぎ」、女性は「コートの裾」「おへそまわり」「かばんとこすれる部分」などが、静電気が発生しやすく、花粉が付着しやすいと言われています。小物も静電気発生を抑えてくれる柔軟剤を使いつつ、定期的に洗うようにしてください。
男性は「ふくらはぎ」、女性は「コートの裾」「おへそまわり」「かばんとこすれる部分」などが、静電気が発生しやすく、花粉が付着しやすいと言われています。小物も静電気発生を抑えてくれる柔軟剤を使いつつ、定期的に洗うようにしてください。
(6)こまめに手洗い、洗顔、洗眼
また、外出時に限らずこまめに手洗い、洗顔をして、手や顔に着いた花粉を落としましょう。目に入った花粉は、市販されている防腐剤無添加の洗眼薬や、人工涙液点眼薬などで洗い流すと良いです。ただし、商品選びの際、目の周りの皮膚と目の中を同時に洗うようなタイプは避けましょう。
(7)鼻づまりを軽減するツボを押す
花粉症が発症して、鼻のムズムズ、つまり感を改善するには、小鼻の横にあるくぼみにあるツボ、迎香(げいこう)がおすすめ。グーっと5秒かけて押し、5秒キープ、さらに5秒かけて離します。ジワ〜と温かく感じてくるので3分間程度続けてみてください。花粉症だけでなく、風邪などの鼻づまり改善にも効果的です。
もちろん、今回ご紹介し対策で花粉を全て防御するのは不可能です。ただ、少しでも症状を軽減したいという方は、自分に合ったものをいくつか組み合わせて、実践してみてはいかがでしょうか。
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もちろん、今回ご紹介し対策で花粉を全て防御するのは不可能です。ただ、少しでも症状を軽減したいという方は、自分に合ったものをいくつか組み合わせて、実践してみてはいかがでしょうか。
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