東京・福岡・熊本から開花スタート!
今シーズンのソメイヨシノの開花は、主要都市と名所では、3月21日に熊本(熊本城)・福岡(舞鶴公園)・東京(靖国神社) からスタートし、翌22日には神野公園(佐賀県)、高知(高知公園)・東京(上野恩賜公園)、長崎市・佐賀市・松山市・高知市・広島市・和歌山市・名古屋市・岐阜市で開花を迎えます。西日本・東日本では3月末から4月上旬にかけて満開の桜を楽しめる見通しです。
現在のつぼみの生長は、昨年同時期とほぼ同じペースで進んでいます。
今後、西・東日本は、4月にかけての気温は平年並か高く、つぼみの生長は順調に進む見込みです。ただ、西日本の太平洋側を中心に休眠打破が遅れる可能性があるため、桜の開花は西日本では例年並〜やや遅い予想、東日本では例年並の予想です。
北日本は、たびたび低気圧や寒気の影響を受けるため寒くなる日があるものの、3月〜5月の気温は平年よりやや高く、例年並の開花となる予想です。北海道道南(五稜郭公園)では、4月27日に開花を迎えた後、GW中頃から満開の桜を楽しめそうです。
現在のつぼみの生長は、昨年同時期とほぼ同じペースで進んでいます。
今後、西・東日本は、4月にかけての気温は平年並か高く、つぼみの生長は順調に進む見込みです。ただ、西日本の太平洋側を中心に休眠打破が遅れる可能性があるため、桜の開花は西日本では例年並〜やや遅い予想、東日本では例年並の予想です。
北日本は、たびたび低気圧や寒気の影響を受けるため寒くなる日があるものの、3月〜5月の気温は平年よりやや高く、例年並の開花となる予想です。北海道道南(五稜郭公園)では、4月27日に開花を迎えた後、GW中頃から満開の桜を楽しめそうです。
桜のつぼみは順調に生長
ウェザーニュースでは、全国を対象に桜のつぼみの様子を調査する「全国つぼみ調査」を2/21〜23に実施。
全国2,158本の桜(うちソメイヨシノ1,556本)の様子を分析すると、現在のつぼみの生長は、昨年同時期とほぼ同じペースで進んでいることがわかりました。
今冬は気温が高めで、 休眠打破が遅れているところもあるようですが、 断続的に寒気の影響を受けていることから休眠打破が行われたと見ています。また、開花が早かった昨年も、この時期のつぼみはまだ生長が始まったばかりだったため、今回大きな差が出なかったと考えられます。
一方、北日本は、つぼみの生長についての報告数が少なく、実態が詳しくわかるのはもう少し先になりそうです。
全国2,158本の桜(うちソメイヨシノ1,556本)の様子を分析すると、現在のつぼみの生長は、昨年同時期とほぼ同じペースで進んでいることがわかりました。
今冬は気温が高めで、 休眠打破が遅れているところもあるようですが、 断続的に寒気の影響を受けていることから休眠打破が行われたと見ています。また、開花が早かった昨年も、この時期のつぼみはまだ生長が始まったばかりだったため、今回大きな差が出なかったと考えられます。
一方、北日本は、つぼみの生長についての報告数が少なく、実態が詳しくわかるのはもう少し先になりそうです。
九州南部を中心に休眠打破に遅れ?
桜の順調な開花には、春の暖かさだけではなく、秋から冬にかけての寒さも必要です。
桜は前年の夏に翌年咲く花のもとになる“花芽”を形成します。気温が下がると花芽は休眠に入り、しばらく生長を止めます。その後、さらに気温が下がり一定期間、低温にさらされると花芽は「休眠打破」してつぼみに生長します。つぼみは春先の暖かさに促され、開花に向けて生長します。
今シーズン注目となるのは暖冬の影響です。2月後半以降の暖かさは開花を促進する効果がありますが、2月前半までの暖かさは休眠打破を阻害し、つぼみの生長を抑制する作用があります。これらを踏まえ、開花への影響は以下のようにみています。
・休眠打破の振り返り(12月〜2月前半)
西・東日本は暖冬傾向ではあったものの、全国的に休眠打破は行われている見込みです。ただ、2月上旬に季節外れの暖かさとなった日もあり、九州南部を中心に休眠打破が遅れている所もあるようです。
・生長期(2月後半の実況と今後の予測)
2月後半は暖かい日が多くなり、「全国つぼみ調査」の結果からもわかるように、つぼみの生長が始まりました。3月・4月の気温は平年よりやや高い予想のため、つぼみの生長は加速と減速を繰り返しつつも順調に進んでいく見込みです。
北日本も、3月〜5月の気温は平年よりやや高い予想のため、つぼみの生長は順調に進む見込みです。
桜は前年の夏に翌年咲く花のもとになる“花芽”を形成します。気温が下がると花芽は休眠に入り、しばらく生長を止めます。その後、さらに気温が下がり一定期間、低温にさらされると花芽は「休眠打破」してつぼみに生長します。つぼみは春先の暖かさに促され、開花に向けて生長します。
今シーズン注目となるのは暖冬の影響です。2月後半以降の暖かさは開花を促進する効果がありますが、2月前半までの暖かさは休眠打破を阻害し、つぼみの生長を抑制する作用があります。これらを踏まえ、開花への影響は以下のようにみています。
・休眠打破の振り返り(12月〜2月前半)
西・東日本は暖冬傾向ではあったものの、全国的に休眠打破は行われている見込みです。ただ、2月上旬に季節外れの暖かさとなった日もあり、九州南部を中心に休眠打破が遅れている所もあるようです。
・生長期(2月後半の実況と今後の予測)
2月後半は暖かい日が多くなり、「全国つぼみ調査」の結果からもわかるように、つぼみの生長が始まりました。3月・4月の気温は平年よりやや高い予想のため、つぼみの生長は加速と減速を繰り返しつつも順調に進んでいく見込みです。
北日本も、3月〜5月の気温は平年よりやや高い予想のため、つぼみの生長は順調に進む見込みです。