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つぼみはゆっくりと生長スタート!

さくらのつぼみプロジェクト 第1回つぼみ調査

2019/02/24 14:35 ウェザーニュース

桜の開花日をより高い精度で予想するため、2/21(木)~2/23(土)にかけて、今シーズンはじめてのつぼみ調査を実施しました!
全国から2,131通のつぼみ報告がありました。たくさんのご参加ありがとうございました。

昨年と同じペースで生長中♪

つぼみの生長は昨年の同時期と比較して、同じくらいのペースの所が多くなっています。
昨年は厳しい寒さとなり、休眠打破が確実に行われたところが多くなりました。
今年は気温が高く、休眠打破の遅れているところもあるようですが、断続的に寒気の影響を受けており、休眠打破は行われていると見ています。さらに、2月後半に入ると寒さが和らいだ日もあったため、生長がゆっくりと前進。つぼみ調査ではほとんどが「小さく硬い」つぼみの結果となったものの、すでに「先が黄色に」なり始めているつぼみも見え、生長が始まりつつあることが分かりました。
特に西日本の太平洋側では他の地域と比較して、 「先が黄色に」の割合が多くなっています。
一方、寒さが続く北陸・甲信や北日本では大きな変化が見え始めるのはもう少し先になる予想です。

■エリアの傾向
▼「先が黄色に」以上の割合
   今回  昨年2/22~24
九州  8%   9%
四国  13%  14%
中国  5%   8%
近畿  6%   6%
東海  4%   6%
関東  8%   6%
甲信  4%   0%
北陸  7%   8%
東北  6%   4%
北海道 0%   0%

現在のつぼみの様子

左:福岡県福岡市(2/24)
「今日の癒安桜🌸vol.1 まだまだ小さい硬い蕾。 強い風吹く中で、力を蓄えているようです。 」
右:徳島県小松島市(2/22)
「今年の桜は咲来チャン 日当たり良好✴️ 少し黄色帯びて見えてます。」
左:神奈川県藤沢市(2/22)
「今日のマイ桜ちゃんです 」
右:千葉県船橋市(2/23)
「今日からサクプロに参加します
蕾の先が少し黄色になっていましたよ🎵」
左:青森県三沢市(2/23)
「第1回つぼみ調査
マイ桜!つぼみはまだまだ小さくて硬い状態です。」
右:福島県南相馬市(2/23)
「今年は、かなり倒れながらも頑張ってる老木桜を「ド根性桜」と称しての初報告です!パッと見、まだまだ蕾はかたそうです!」

桜予報担当より

「小さく硬い」つぼみが多く占める中、「先が黄色に」なっているつぼみも現れ始め、つぼみの生長がゆっくりとスタートし始めていることが分かりました。今後、桜の生長には開花前の気温が重要になってきます。
今年の3月は天気が周期変化し、晴れて暖かさを感じる日もある一方で、花冷えの日もある見込み。寒暖の変化があり、開花日は気温の状況によって変化するため、予想が難しくなりそうです。目を離した間につぼみが変化しているなんていうことがないように、つぼみの様子はこまめにチェックを。つぼみの生長を見守るれるよう、今年も皆様からのご報告をお待ちしています。(桜予報担当:本松)