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気温上昇…積雪エリアは融雪災害にご注意を

2019/02/18 13:14 ウェザーニュース

この時期の気温上昇や雨…心配なのが融雪災害です。
過去のウェザーニュース会員からの報告とともに、雪どけによる注意事項をまとめました。

屋根からの落雪やツララの落下

屋根の落雪注意 /つららの落下注意
気温が上がると、つららの落下や屋根からの落雪など注意が必要です。屋根の下など危険な場所を歩かないようご注意ください。

道路冠水・河川増水

道路が洪水状態に
気温上昇や雨によって、雪どけが進み、道路冠水やぬかるむ路面に要注意。
※車の運転はくれぐれも慎重に。また、増水した川には近づかないでください。

雪崩の発生

山沿いでは雪崩が起こりやすくなります。

▼雪崩の前兆
・雪面に亀裂やシワがある
・雪玉を投げると転がり続ける
▼雪崩のスピード
・普通は時速10~40km(歩く速さ:時速5km程度)
・高速の雪崩時速200~300km(新幹線並み)
▼危険な場所
・傾斜40度前後の積雪面
・樹木がない所
⇒樹木は雪が流れるのを止める働きがある

【回避方法】
・積雪斜面に近づかない
・雪に衝撃を加えない
・雪崩が発生したら...
⇒横に逃げる(雪はまっすぐ下に流れるため)
・雪に埋もれたら...
⇒大声を出す/口の雪は吐き出して気道を確保
ネットによる注意喚起
ゲレンデも雪崩の危険があります。バックカントリースキーなどで、整備されたコースの外に出ないようにしてください。

雪おろしの転落事故

車庫の雪下ろし
気温が上がったり、雨が降ったりすると、屋根に積もった雪がどさっと落ちてくるリスクが高まります。雪おろしの際は転落事故に要注意。夜が明けて、比較的気温の低い朝などをおすすめします。

屋根の雪おろしはヘルメットや命綱を付けるなどし、雪かきも事故防止のためにご家族やご近所の方に声を掛け合って行うと安心です。