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今夜はスーパームーン! 関東や西日本の太平洋側で観測チャンス

2019/02/19 14:38 ウェザーニュース

先月21日についで今年2回目となるスーパームーンが、19日(火)夕方〜20日(水)明け方にかけて出現します。

2月のスーパームーンは、先月よりも地球と月の距離が近いため、2019年で最も大きく見える満月となります。

気になる天気は?

日本付近を通過する低気圧や前線の影響で、19日(火)夜は広い範囲で雲に覆われそうです。

比較的チャンスが大きいのが九州や四国、紀伊半島南部など西日本の太平洋側。低気圧が離れるのが早く、夕方以降は天気が回復傾向です。日本海側と違って山越えの風になるため、雲が切れてくることが期待できます。

また、東海や関東の一部も低気圧が離れる深夜になると同じように山越えの風になって、雲の切れ間が現れるかもしれません。遅い時間ほどすき間から見られるチャンスがありそうです。

低気圧から比較的離れている北海道は、雲が薄く特に道東エリアは雲越しやすき間から月を見られる可能性があります。

全国的に見ると低気圧の影響で見られるエリアは限られるものの、大きく明るい月ですので、雲が切れたり、少し薄くなったら姿を現すかもしれません。

スーパームーンは19日の夜?20日の夜?

カレンダー等に表示されている月の満ち欠けでは、2019年2月の満月は20日(水)となっているため、スーパームーンも20日に見ようと考えている方も多いと思います。

ただ、今年2月の満月の瞬間は20日の0時54分頃のため、スーパームーンは19日(火)の夕方〜20日(水)明け方頃にかけて出ている月ということになります。

スーパームーンは明るさもアップ

《2019年の満月時の地球と月の距離》
1月21日…約357,700km
2月20日…約356,800km

1月よりも月と地球の距離は更に近いことから、今月のスーパームーンは先月よりも大きく見えるので、2019年で最も大きい満月となります。

1年で最も大きい満月は、1年で最も小さい満月(2019年は9月14日)に比べて、約14%大きく、最大で約30%ほど明るく見えると言われています。観測出来るエリアの方は、明るさにも注目して月を見るようにしましょう。