facebook line twitter mail

エルニーニョ現象は春まで継続可能性大

2019/02/12 17:20 ウェザーニュース

気象庁は12日(火)、エルニーニョ監視速報を発表。春以降もエルニーニョ現象が継続し、夏にかけて続く可能性が70%としています。
1月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より+0.7℃、エルニーニョ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の11月の値は+0.8℃でした。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より活発で、貿易風は1月後半に平年より弱くなっています。このような海洋と大気の状態から、エルニーニョ現象が続いているとみられます。

現在の太平洋赤道域では、東部の海面水温が平年に近づきつつあるものの、貿易風も弱まり始めています。今後は貿易風の弱まりにより、海洋表層の暖い海水が東進し、東部の海面水温が平年より高い状態を維持するように働く、すなわちエルニーニョ現象が継続すると考えられます。夏にかけてエルニーニョ現象が続く確率は70%です。

夏にエルニーニョ現象になった場合、統計的には西日本を中心に冷夏になりやすい傾向が見られることから、今後の動向に注目されます。

エルニーニョ現象とは?

中立の状態(エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない)と比べ、東風(貿易風)が弱まることで「エルニーニョ現象」が発生します。

エルニーニョ現象 発生時の特徴

・東風が平常時よりも弱い
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る

参考資料など

気象庁HPより