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8日(金)は北海道上空で記録的低温 昼間でも-10℃前後に

2019/02/06 13:16 ウェザーニュース

2月に入ってから寒暖の差が大きくなっている北海道。

週末にかけては、上空に非常に強い寒気が流れ込み、この冬一番の厳しい寒さに見舞われそうです。

札幌の上空は記録的な低温に

上空1500m付近の寒気のピークとなる8日(金)頃は、北海道の大部分が-24℃以下のエリアに覆われます。

札幌の上空1500m付近で最も気温が下がったのは、1984年12月24日の-24.0℃。今回の寒気が予想通りの強さなら、記録を更新することになります。

昼間でも-10℃以下 近年にはない寒さに

これだけの強さの寒気が流れ込むため、地上の気温も非常に低くなり、近年にはない寒さになるところがありそうです。

札幌の予想“最高”気温は-9℃。平年に比べて10℃近くも低く、最近10年では一度しかないレベルの寒さになります。
また、旭川は-11℃、網走で-12℃と、道内の広いエリアで昼間でも-10℃以下になりそうです。

内陸部では翌朝は-30℃予想も

内陸部では、8日(金)夜から9日(土)朝にかけて猛烈な冷え込みに見舞われ、帯広は-21℃、陸別ではこの冬全国で初となる-30℃まで下がる予想です。

幹線道路でも凍るおそれ スリップ注意

札幌で最高気温が-9.5℃の寒さに見舞われた2010年2月3日は、昼間でも凍結したままの路面が目立ち、普段以上にスリップしやすい状況でした。車での移動はより注意が必要です。

また、さっぽろ雪まつりの期間中で、北海道以外から訪れる方は、出来うる限りの寒さ対策をしておくようにしましょう。
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