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6日(水)は広く荒れた天気に 東京都心で降雪の可能性も

2019/02/02 16:31 ウェザーニュース

2月6日(水)は、本州の南海上を低気圧が発達しながら通過する予想です。

西日本、東日本は広い範囲で天気が崩れ、風が強まり、荒れた天気になる恐れがあります。低気圧に向かって北から寒気が流れ込む関東は気温があまり上がらず、都心でも雪が降る可能性があります。

雨雪を左右する低気圧のコース

低気圧が南海上を通過する際に、関東で雨か雪を左右する大きな要因の一つは低気圧の位置です。都心で雪になる場合「八丈島付近を低気圧が通過」することが多くあります。低気圧に向かって北からの冷たい空気が流れ込むことと、降水をもたらす雲が十分に陸地にもかかり、雪としてしっかりと降るためです。

低気圧が近すぎると、低気圧の中心付近の暖かい空気に覆われるため雨となり、離れすぎると雪になっても量が少なかったり、降らなかったりします。

6日の低気圧のコースは?

6日に通過する予想の低気圧の場合、予測モデル間でばらつきが大きくなっています。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)や気象庁の予測モデル(GSM)は陸地に近いところを通過する予想で、この場合は太平洋側では広く雨になります。

一方、アメリカのGFSは八丈島付近を通過する予想で、この場合は、関東南部でも雪になるほどの寒気の強まりとなります。

もう一つのカギは降水強度

6日の低気圧は発達しながら通過し、強い降り方になることが予想されます。その場合、冷たい空気が地上付近まで降りてくることになり、雨を雪に変える可能性があります。

ウェザーニュースの予想では、今のところ6日の関東南部は雨のところが多いとみていますが、低気圧のコースや降水強度によっては雪に変わるブレがあります。予測モデル間の計算にも差があるため、引き続き最新の予想にご注意ください。

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